今日は、第一回のビジョンプロジェクトミーティングでした。
本当は、職場全員の参加が望ましいです。
この本にもありますが、ことビジョンにおいては、結論や成果物と同じぐらいプロセスが大事になります。
エンパワーメントの鍵―「組織活力」の秘密に迫る24時間ストーリー
- 作者:クリスト ノーデン‐パワーズ
- 発売日: 2000/02/01
- メディア: 単行本
これまでの学校教育目標形骸化にならないようにしたいのですが、一部のメンバーで進めては結局同じこと。その結論に至ったプロセスこそが、みんなが納得し、短い言葉でも意味がわかるというもの。
ですが、この多忙極まりない教職員の仕事の日々の中、このプロセスを全員で丁寧にやるのは至難の業。それこそ、不和を生み出しかねません。
まずは、前回の職員会議のプレゼンで手を上げてくれた方々を中心にミーティングの日程を決め、少しずつフレームをつくる作業をしていくことにしました。もちろん、「ちょっと見に来ました」的な参加も大歓迎!本校は職員室と扉で続いている応接室があり、応接室に印刷機があるので(笑)、人が行き交うこの部屋をミーティング場所として選びました。
今回の話す内容はこんな感じ。
すでに『えんたくん』と、ホワイトボードミーティングのケース会議で、発散の「書きたくる感じ」を掴めている本校の職員に、ホワイトボードの記録をお願いしたところ、交代でどんどんやってくれたので、僕は進行に徹することができました(みなさんのサイドワーカーぶりも素敵でした)。
結論から言って、この
「どうしてこのプロジェクトに参加を?」
「学校教育目標にどんな思いをもっていますか?」
の問いに対する皆さんの答えに奮えました。
本当に素敵。
普段仕事していては見えない、皆さんの教育に対する思いや、保護者や同僚とのコミュニーケーションに感じていること、教育の夢のようなことも聞くことができて、とてもとてもワクワクしました。唯一もったいないのは、これを全職員とやりたかったなぁというところ。ですが、もしかしたら、ここに価値があることをミーティングメンバーが思えば、今後開かれるかも?
あと、意外と多かったのが「ワクワクするから。面白そう。」という動機。これも純粋に嬉しいです。そう、ワクワクしなきゃやりたいって思わないですからね!感情や気持ちはエネルギーの源。
けっこう行き交う人が足を止めて見てくれたり、一言くれたりして、応接室でやってよかったなって感じです。
そんなワクワクする時間の後、目標のフレームについて話しました。
□形骸化しない
□パッと見て誰でもわかって、言える
□文字だけじゃなくて、イメージや情景が見えるイラストがあるもの
□子どもも保護者もみんなが参画していて、それがわかる形のもの
□いわゆる字ばかりで読む気になれないもの(笑)も作るけど、表に出すのは、簡単でイメージが湧いてワクワクするもの
この辺りをベースにして、次回までになんとなくフレームの図を考えてきて、次回は具体的なフレームがイメージできるところまで決めよう、となりました。
さて、保護者ももちろん参画して欲しいわけですから、学校教育目標のイラスト化は、保護者の中にできる人がいるのでは?と期待しています。保護者はお客さんじゃない、僕ら生み出すメンバーと同じですから、つくるのに必要な力やプロセスはぜひ一緒にやれたらと思っています。僕らより、専門的な知識や経験のある方がきっといますからねー。