もっさんのブログ

もっさんです。小学校の先生をやっています。幸せな社会、家族、個人を実現できるために、自ら動きだせる人が増えることを願い、教育に携わっています。そのために、大人ができることは?理想とする社会、家族、個人の姿ってどんな姿?日々模索しています。

★活動報告★第55(54じゃなかった)回湘南PACE

 ファシリテーション「介入」を考える湘南PACE

 といっても、介入という言葉にこだわりすぎず、

ファシリテーションスキルアップの場として、

学んでいきました。

 

アクティビティのやり方についての講習はあるものの、

その先を学ぶ場がなかなかなかったので、

じゃあ湘南PACEがやっちゃうぞって感じで、

この日が来たわけです。

にのさんから大変な大変なアドバイスをいただいての実現でした!

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午前中は、ファシリテーターとアクティビティを決めました。グループみんなでシークエンスを考えることってなかなかないようで、午前中だけでも相当な学びになったようです。ファシリテーターはグループで数名。みんなで相談できるから、チャレンジのハードルも下がります。

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こっちは反対のチーム

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午後は1回ずつ参加者と観察者を行いました。時間的に1回ずつだったのですが、実際はかなり頭を使ったため、「2回は無理かな~」という意見も多々。

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数人の人にはちょっとしたステレオタイプ(役割?)をもってもらいました。まぁ、実際はいろいろありました(笑)

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午後スタート!ファシリテーターデビューの人ばかりでうれしかったです。

 

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想定外の事態が起きたら、チームで集まって、「ふりかえりどうしよう!」「次のアクティビティどうする!?」なんて相談も。こういうファシリテーション、学び多いです。リアルタイムで相談できるなんて!

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約1時間のアクティビティとふりかえりの後は、観察者が中心、アクティビティ参加者は周りに立ってフィッシュボウル(金魚鉢)方式で「介入の可能性について」話していきました。

 

 

 

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にのさんのミニ講義もあって、深まりました。内容は来た人だけのヒミツっ!

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こんな感じで、介入について考えていきましたよー



 

 

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最後に1日で考え感じたことをふりかえっていただきました。

公開OKいただいたものをご紹介します。

 

①自分の課題として日々の学級経営も同じで、リードしようとする介入が多いです。「待つこと」が苦手だと思っています。先日も…その場で起きてること、見守ることができない、失敗が多いのかなと思います。手をかけすぎて、丁寧になればなるほど、グループ・学級の成長が子どもたちの手でやっていることにならにい、とわかりつつも、自分が出てしまうことが多いです。今日、介入についてみなさんと日ごろ感じていることを共有できたことは、とても貴重な時間でした。ふりかえりの時間が活動の良し悪しとは関係なく、大切なことが実感としてよくわかりました。今日の学びをもとに、もっともっと自分自身の日々のふりかえりを大切に、更に学んでいけるように頑張りたいです。今日は本当にありがとうございました。

 

②自分のレベルアップにつながりました。つい、ファシリテーターの説明(ブリーフィング)や声掛けばかりが気になりますが、メンバーの表情や小さな一言を聞き取って解析して、場に働きかけることの大切さを痛感しました。

…こぎつけて参加して、頭を動かしてみるのは客観視もできて、しかも瞬時に反応しないで考えられる、この企画は楽しくもありありがたかったです。

 

③「介入」ってやっぱりとても難しいです。

もやもやしてうまく書けないのですが、「イタ」さんや「サチ」さんのようにパッとアクティビティをやり始める勇気は自分にはない…。「ふりかえり」ってやっぱり必要なのかな?

 

PA…活動の内容はもちろんですが、介入一つで空気が変化することに面白さ、驚き、戸惑いを感じました。

正直、この介入の影響をここまで把握していなかったので、教師として今回実感することができてよかったです。子どもと接する中で、成功・失敗があるからこそともに成長していける面はあるかと思いますが、その前にこうして教師としてみなさんと学び、成功・失敗を経験したうえで、子どもによりよい経験をさせてあげたいと思いました。

 

⑤アクティビティの要件は、とにかく楽しいことが第一義だと考えていた。より速く、より上手に、よりクリエイティブに達成したときの成就感を味わわせてあげたいと思っていた。

しかし、アクティビティによって問題を噴出させたり、顕在化させたりすることも一つの役割だということを聞き、ファシリテーターの立場としては納得した。だが、やはりやっている側としてはモヤモヤが少しでも解決する道があるともっといいと感じた。よって、冒頭の考えはまだ変わらず。困難に挑戦する、みんなと気持ちを合わせることで達成感があったり、一体感を感じたりできる、そんなのが理想です。

 

⑥AMでゲームを組み立てるとき、どんなことを考えていけばいいのか(みんながそのクラス、参加者がどんなだから、どんな姿になってほしいのか)学べた。考えて、組み立ててもイレギュラーは起こるわけで、その時、目指す姿を求めて介入していく。

 

⑦アクティビティをやっているのを外から見ると、ファシリテーターとしてやっていると見えないような部分にも目を向けることができた。参加者のモチベーションや状況に合わせて介入の仕方、タイミングを選ばなければいけない、そこにファシリテーターとしての引き出しや判断するための情報収集をすること、整理し、分析することを常にやらなくてはいけないと思った。かなりエネルギーを使うので、疲れる。だけど、楽しくもあるのかなと思った。

直接関わることだけが介入ではない。関わらないことも介入なんじゃないかなと感じた。ほり下げるところ、体験を通して大きく成長できるところで、必要な介入ができるようになりたい。今自分が足りないと特に感じていること→タイミング、言葉、どのプロセスに対して行うのか。

 

⑧自分の介入は、チームの中心的な存在の子、よく意見を言う子、目立つ子に目が生きがちだったけど、実は、声を上げられない子の気持ちを考えた介入を考えていかなければいけないな、参加レベルの低い子の思い、考えが表れるような関りをいかしていかないといけないなと実感しました。

ふりかえりをやるのかやらないのか、どのタイミングでするのか。子どもたちと一緒にいろいろな体験をしながら、考えていきたいと思いました。

 

⑨前半・・・改めて、ふりかえりのときのファシリテーターの介入、問いかけが思考を深める、グループを深めるために必要だと感じた。2人でファシリ(仕切り)をするのは楽しいなぁと。

後半・・・参加者としてやって、久しぶりに(ほぼ初めてかも)前に進めない状態になった。ふりかえると、気持ちを整理したり、吐露したりする時間が必要だったのかなと。大人でも(自分でも)アクティビティでこういう風になれるんだという発見があった。

子どもにどうなってほしいかが弱いと、ブレるなぁと。もう一度、今の子どもたちにどうなってほしいのか、そのために自分がどういう在り方をするか、考えたい。

 

ファシリテーターして介入をしてみて、どこか、普段の自分を客観的に見ることができた。いつもの自分もだけども、子どもたちの意見をくみ取って目的や目指したい姿へともっていくのが苦手だと感じた。子どもたちの考えやふりかえりをより深めていってあげられるようにしたい。

 

⑪私はAグループでやったのだが、知恵の輪でやめればよかったものの、「自分の中でいろいろ挑戦してみたい」「話し合いの時にも出ていたアクティビティもやってみたい」と、PAアクティビティを試したいという、本時の目的とは違う欲があって動いてしまったので大反省中。

もっといろいろ口だしてくる子どもたちもいたり、通常とは違う場面でやるのも難しいと感じた。難しいと感じたけど、やはり実際やってみるとたくさん感じることがった。

なるべく介入しすぎないように~と意識しすぎて、ルールの説明などもおろそかになりかけていた。

普段はもっと「いいね」とか声掛けしたりしゃべりすぎたりしているのかなと感じた。

自分の課題 ふりかえりの時の投げかけの仕方?

 

⑫どちらかというと、いやだいぶ沈黙は苦手なので、すぐ介入しやすいほうだと思います。「活発的な話し合い」が理想とされやすいですが、「待つ力」というものをこれから身につけていきたいと思いました。

 

⑬初めての参加だったので少し緊張しましたが、楽しく一日を過ごすことができました。アクティビティをやっていく上で、介入について考えることがこれまでなかったので、ほかの人がやっていく中で自分だったら?と考えることで、視点が広がった気がします。

個人的に、子どもに成功体験を与えるために、うまくいくような介入をしてしまう傾向があるのですが、成功することだけがすべてじゃなく、もやもやした、暗く黙った雰囲気も生かしていきたいと思いました。そして、これからの課題としては、どうしても少数のマイナスな言葉に私自身引っ張られてしまいがちなので、一つ一つを拾いながらまとめていくためのスキルを学んでいきたいと思います。ありがとうございました。

 

⑭コントローラーは参加者本人にある!ということを改めて感じることができました。無理して(意図的に?こちらの思惑通りにするために?)介入する必要はないのが大前提。

★どのタイミングですべきか(今回は特にミスしたときって大チャンスだと!)

★どう一般化するか(今回そこまでできなかった~)

やっぱ成功させてあげたいですよね~

 

⑮参加者の♡のベクトルはどこに向いているか、よく観察することが大切。→そこからのふりかえりの問題提起を決める すぐ!! そうするとふりかえるタイミングが分かる。

課題・・・ふりかえりの際の一声目とふりかえって後の方向性

なんてふりかえっていったらよいか、引き出しをもつ。

そのアクティビティのプロになる訳じゃない。→✖課題解決へのアプローチ

こういうこと日常の中で起きたらどうする?→◎グループの成熟へのアプローチ

 

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みなさん、貴重なふりかえりをありがとうございました!

 


そう、これってPAを学んでいるのではなく、グループの成長を大きな目的として自分がどのように関わるのかを学んでいるのだと改めて感じました。例えば先生であれば生活も授業もまさに「介入」のオンパレードで、これが上手になれば、子どもたちも大きく変わると思います。

 

以上!

今回、とってもこれからの可能性を感じるナイスな湘南PACEだったように思います!

参加してくださったみなさま、本当にありがとうございます。

あの人数がいたからできました。

第2回、第3回ともっと深まっていきましょ!

 

 

次回は6月15日(土)

告知は来週末には出します。

申し込みはお早めに!