学校の働き方改革の『プロセス』を追う!その③
前回、働き方改革の軸(ゴール)について書きました。
みんなが幸せに働ける職場を作るために、最初から「あれしよう」とか考えていたわけではなかったです。腹を割って話せる人がいたから、いろいろと改善する方向に動いていったわけです。
今日は、最初の協力者探しとコミュニケーション力について書きます。
働き方改革を進めるには、改善する点は無限にあります。ですが、いきなり推し進めていも、職場の皆さんからの猜疑の目、混乱、場合によっては激しい抵抗にあうことが予想されます。
「誰がやるんですかー」
「変えるために仕事を増やすのはやめてください」
「べつに今のままで困ってないからね」
こういうお返事が予想されます。
かという自分は、
「改革してるとか、改革したいと思っているのって、自分一人だけだったりして。突っ走ってたらやだなぁ。言い出しっぺで、結局自分が大変だったらやだなぁ。」
って、心配になっちゃいます。
じゃどうするか。
「なんか腹を割って話せる人」→「一緒に動いてくれる協力者」を探す
まずは、一人でもいいから協力者を見つけることです。
が、人を巻き込んでみんなで改善していくですから、中心となる人にコミュニケーション力がないときついと思います。
先述のように、いきなり新しいことをやろうとすると、いろいろと抵抗に合うと思います。誰だって、これ以上苦しい思いをしたくないです。変化を好む人もいれば、変化を嫌う人もいます。ですから、こういう気持ちの方々もケアしていかなければいけません。僕はこれを「面倒だなぁ」ではなく、「その人たちの気持ちをケアしつつ、win-winの関係性とアイデアを生み出していく」と捉えています。だって、その人たちが不幸せになるの嫌ですから。
もし自信がないのであれば、コミュニケーション力のある協力者を探し、早めに仲間に入れることが重要だと思います。
ちょっと細かく言うと。
と
「改革をスムーズにみんなと進めたり、みんなを巻き込んだりできるコミュニーケーション」の機能
が必要で、必ずしも一人の人がこの二つの機能を持つ必要はないと思います。
それぞれが得意な人がいればいいと思います。
ただ、前者は結構どうにでもなります。アイデアの集め方は、人が集まればできる可能性が大きいです。さらに、場づくりができれば、アイデアを持っている人が見つかっていくと思います。
後者は結構重要です。話を上手に聞いたら話したり、みんなが参画できる場づくりができないと、抵抗に合う可能性大です。
↑までも、この2つの機能の話はとりあえず置いておいてもいいかな。
兎にも角にも「協力者!」です。
で、僕はどう探したかというと、
「働き方改革をしましょう!」
と言って仲間を探したわけではなく。
そもそも、普段から気の合う、いろんな話ができる人がいたわけです。
(いたわけですが、きっと以下のような話をいろんな人にふるから、見つかったんだと思います。普段のコミュニケーション大事ですね)
自分の教育観とか、
学校教育で目指したいこととか、
学校教育の弊害とか、
夢とか、
授業でちょっと悩んでいる話とか、
行事の反省の話とか、
趣味や遊びの話とか、
そういう話をしているうちに、
「おっ、この人だったら相談できるなぁ」
「この人の考え方素敵だな」
「この人と話していると面白いなぁ」
って人が見つかります。
その人と、教育の話をしていたら、
自然と自分たちの働き方の話になったわけです。
教育の話をしていても、
「僕たちの働き方で、子どもたちのためになる教育ができるのか?」
って疑問になり、お互いに気になる記事とかがあったらLINEで送り合ったりしていました。
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そうやって、自然と僕たちの働き方に目がいくようになったわけです。
実際のプロセスで言うと、
①いろんな話をいろんな人にふった
②なんとなく腹を割って話せそうな人が見つかった
③普段から「これってどう思います?」な話をした
④LINEで教育や働き方改革についての記事を送ってみた
⑤気が合って動き出そうという話になってきた
でした。