もっさんのブログ

もっさんです。小学校の先生をやっています。アドベンチャー教育をベースにした学習サークルの「湘南PACE」主催者の一人。幸せな社会、家族、個人を実現できる教育を目指しています。そのために、大人ができることは?理想とする社会、家族、個人の姿ってどんな姿?日々模索しています。

みんなでつくる『学校教育目標』①

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今日は、第一回のビジョンプロジェクトミーティングでした。

 


本当は、職場全員の参加が望ましいです。

この本にもありますが、ことビジョンにおいては、結論や成果物と同じぐらいプロセスが大事になります。

 


これまでの学校教育目標形骸化にならないようにしたいのですが、一部のメンバーで進めては結局同じこと。その結論に至ったプロセスこそが、みんなが納得し、短い言葉でも意味がわかるというもの。

 


ですが、この多忙極まりない教職員の仕事の日々の中、このプロセスを全員で丁寧にやるのは至難の業。それこそ、不和を生み出しかねません。

 


まずは、前回の職員会議のプレゼンで手を上げてくれた方々を中心にミーティングの日程を決め、少しずつフレームをつくる作業をしていくことにしました。もちろん、「ちょっと見に来ました」的な参加も大歓迎!本校は職員室と扉で続いている応接室があり、応接室に印刷機があるので(笑)、人が行き交うこの部屋をミーティング場所として選びました。

 


今回の話す内容はこんな感じ。

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すでに『えんたくん』と、ホワイトボードミーティングのケース会議で、発散の「書きたくる感じ」を掴めている本校の職員に、ホワイトボードの記録をお願いしたところ、交代でどんどんやってくれたので、僕は進行に徹することができました(みなさんのサイドワーカーぶりも素敵でした)。

 

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結論から言って、この

「どうしてこのプロジェクトに参加を?」

「学校教育目標にどんな思いをもっていますか?」

の問いに対する皆さんの答えに奮えました。

本当に素敵。

普段仕事していては見えない、皆さんの教育に対する思いや、保護者や同僚とのコミュニーケーションに感じていること、教育の夢のようなことも聞くことができて、とてもとてもワクワクしました。唯一もったいないのは、これを全職員とやりたかったなぁというところ。ですが、もしかしたら、ここに価値があることをミーティングメンバーが思えば、今後開かれるかも?

あと、意外と多かったのが「ワクワクするから。面白そう。」という動機。これも純粋に嬉しいです。そう、ワクワクしなきゃやりたいって思わないですからね!感情や気持ちはエネルギーの源。

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けっこう行き交う人が足を止めて見てくれたり、一言くれたりして、応接室でやってよかったなって感じです。

 

 

そんなワクワクする時間の後、目標のフレームについて話しました。

 

□形骸化しない

□パッと見て誰でもわかって、言える

□文字だけじゃなくて、イメージや情景が見えるイラストがあるもの

□子どもも保護者もみんなが参画していて、それがわかる形のもの

□いわゆる字ばかりで読む気になれないもの(笑)も作るけど、表に出すのは、簡単でイメージが湧いてワクワクするもの

 


この辺りをベースにして、次回までになんとなくフレームの図を考えてきて、次回は具体的なフレームがイメージできるところまで決めよう、となりました。

 

 

 

さて、保護者ももちろん参画して欲しいわけですから、学校教育目標のイラスト化は、保護者の中にできる人がいるのでは?と期待しています。保護者はお客さんじゃない、僕ら生み出すメンバーと同じですから、つくるのに必要な力やプロセスはぜひ一緒にやれたらと思っています。僕らより、専門的な知識や経験のある方がきっといますからねー。

研究→研修へ 学校改革の一端を担う2021年度の学校研究へ

以前から記録している学校研究について。

2021年度の方向性はこれです。

 

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スライドに出てくる彼は

「Word」のアイコン機能で出てくる人物。

検索するとなぜか「拓実」と出てくる。

 

つまり、彼は「拓実」さんなのである。

 

ほんまかいな。

働き方改革の目的は、『時短』じゃないって話。

働き方改革の目的は、『時短』じゃないって話。


最近のブログをFacebookに投稿して、コメントやら個人的にメッセージやらもらって、改めて。


働き方改革
ワークバランスを整える
この目的は、「時短」じゃないです。

 

 
そういう認識で僕らは、以前ブログで書いた
「職員室環境改善プロジェクト」も、
「研究の提案」も
「学校改善」も
してません。

 

 
そうじゃなくて、
『多様性を尊重し、
みんな幸せに働けるWin-winな働き方を見つけること』
これが目的でしょう。

 


よく数字で出る働き方改革や、教育委員会がやってる働き方改革は、時短がメインです。それはそれでありがたいですが、それを働き方改革と定義していると、たぶん職場の人は納得しなかったり、同調圧力で不幸になったりします。

 

 
「子どもの姿こそ追い求めて、研究に力を注ぐんだ!」と、トップダウンで、ゴリ押しの研究が降りて来る。(研究じゃなくてもいいけど)
そうやって声をあげても、実は家に帰って子どもの相手をしなきゃいけなかったり、夫婦のコミュニケーションがうまくいってなくて帰っても辛い生活をしていたり、親の介護でヘトヘトだったり、子どもがいるけど独身で仕事と子育ての間を見つけて新しい出会いを求めて一所懸命いろんなイベントに参加していたり。
こういう人たちはきっと、上の言葉には不満に思う(または、波風立て内容に無関心装う)から、研究をテキトーにやるようになるかもしれません。

 


職員会議でまる付けしている人がいたら、何を考えますか?それほど、早く帰らなきゃいけない何かがあるんだって考えてみたことはありますか?

 


仕事に力を入れられない人がいたら、まずどうしてか知ることから始めてはどうでしょうか。

 


逆に、自分で仕事でこだわりたいところがあれば、こだわったっていい。それが大事にできないと、幸せに働けない。時短は、人の時間を尊重するための一つの方法なだけ。
この認識が前提にないと、変化は難しいんだと自覚できました。

 


************
ちなみに、僕は今、家族と職場で手一杯です。別に悪い意味ではありません。


職場は、今身近な人が幸せに過ごせる場を作りたいと思っていて、一番コミットしやすいし、とても長い時間を一緒に過ごしている仲間だから、こうやっていろいろと頑張っています。職場を僕のフィールドとして自分の実践を広げ、腕を上げることにしています。
ただ、僕がいなくなっても職場はつぶれません。

 


だけど、家族は、僕がいなかったら、ほかに守ってくれる人がいません。だから、こっちが一番大事。
子育ては仕事よりはるかに大変です。育休とったから尚更わかる。

で、家に帰ったら、少しでも妻に楽にしてほしいから、平日は隔日でノー残業デーにしています。

残りの隔日は、たまった仕事消化に6割、職場の幸せに2割、と自分の腕磨きに2割の時間を使っています。

これも大事な時間なので、妻にわかってもらっています。

妻が元気だと幸せです。

ママが幸せだと家族が幸せになります。

僕が家に帰れば、家事と育児は基本全部やりますスタンス。

あと、娘が超かわいくて大事だから、娘にのためになることは全部やる。

最近、部屋から出ると泣くからかわいくて仕方ありません。

 


こんなだから、今はSNSからも離れているわけです。

「いいね!」もあんまり押しません。なんか、押してない人のことを考えると、押せなくなってしまうのです。コメントもすると、コメントをしなかった人に悪い気がしてしまうのです。

だから、そっけなくてすみません。

今まで出会ったみんなも大事に思っているのは変わりません。みんな愛してるぜ。Universal Love!!

 


大事なものを大事にするため、自分の中での大事にすることの優先順位を立ててやっています。

まずは、身近な人。

これが僕の働き方改革

 


↓職員室環境改善プロジェクトのときの記事
http://kawamocho1011.hatenablog.com/entry/2019/08/29/084919
http://kawamocho1011.hatenablog.com/entry/2019/08/29/173705

「個別探究&組織開発&ワークライフバランス」をテーマとした研究の末…

今回は、前回のブログで載せた、3年間続いた研究が終わり、2021年度どのような方向性でスタートしていくことになったのか、そのターニングポイントを書いてみる。

 

 

その件について、ここで僕も記事を書いているので、こっちも見ていただけるとより詳細が載っています↓

授業づくりネットワークNo.38―若手教員とどう歩んでいくか

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まず、昨年度まで3年間続いた研究は、端的に言うと、

ワークライフバランスを整え

□教職員の満足度の高く

□教職員が主体的に取り組め

□互いの実践にコミットしあう形の個別探究の研究

 

を目指した研究だったが

それがどうだったのか。

 

 

結論からいって、成果と課題の両方がたくさんあった。

3年間でこの研究は一度ストップした。

が、個人的には得られたものが大変多く、どこかいつかどこかでこのスタイルを復活してみたいと強く思っている。

 

まず成果はとてつもなくあった。

 

①互いに異なる研究だったので、教員の互いの関心や強み、得意分野がよく見え、対話の量が格段に増え、学び合う環境ができた。

②「研究授業の終わりが研究の終わり」ではなく、公開授業が終わっても、ずっと研究が続いてたので、子どもたちへのメリットが大きかった。教員も、常に頭の中に意識していることが多かった、と言っていた人が多かった。

③自分の関心のあるテーマが扱えたので、これまでよりはるかに主体的に取り組めた

④基本的に研究時間内で研究が終わることを目指した(もちろん、もっとやりたい人はもっとやってOK)ことで、ほとんどの教員が研究に前向きに取り組んでいた。

⑤研究のあり方について、みなさんから本音で意見がもらえるようになった。

 

 

ただ、3年間続いて一度終わったのは、問題があったからだ。

僕らが感じた大きな問題は3つ。

「圧倒的に時間が足りなかったこと」

「互いのフィードバックの質を上げた、刺激的な関係性を築けなかったこと」

「研究の目標のあり方とそれを評価方法があいまいだったこと」

だった。

 

 

月1回の研究会では圧倒的に時間が足りなかった

我が勤務校の研究会は月に1回、年間で11回の行われていた。

互いに異なるテーマ(例えば、『学び合い』「時短」「発問」「国語」など)の研究を行っているので、互いの研究を進展させるためにコミットし合うことが重要になってくる。「コミットし合う」のイメージは、互いの研究に対して何かしらのフィードバックやフィードフォワード、アドバイスや問いかけを通して研究の質を上げるための協同的な関わりができている感じ。もちろん、100点は無理だろうけども、70点ぐらいは達成したいと思っていた。だが・・・

5時間目が終わってから勤務時間内で月に1回行う研究会では、お互いの研究の内容にコミットし合おうにも、ほぼ「聞いて終わる」ということが多かった。圧倒的に時間が足りなかった。特に、専門的だったりオリジナルだったりする研究を行っている方の実践は、研究会の時間だけでは理解することも不可能であった。これが圧倒的で大きな課題であった。

 

この点は、結構改善策が簡単に浮かぶ。研究会の回数を増やす、ということだ。ただ、職場の合意がないと難しい。研究に価値があり、楽しく魅力的であれば承諾していただけると思う。今回は問題がそこだけでなかったので、交渉はしなかった。

 

互いのフィードバックの質を上げた、刺激的な関係性を築けなかった

これは多くの学校であるのでは?

我が校は組織開発で言うところの「健全性」が結構高い。

仲がよい。明るい職員室。それぞれ強みが見えていて、いろんな話ができる。

 

だが、簡単にいえば「ぬるい関係性」になっているところがある。

授業を観に行っても、どこか腫れ物に触らないようなアドバイスばかり。遠慮しているのか、それとも本当に何を言ったらいいのかわからないのか。

同じ学年を組んでいても、互いの授業や子どもとの関わり方についてあれこれ言い合うことがない。

これを研究会のあり方でどうにかしようと、世の中にはあれこれワークショップの手法やら何やらがあるけども、それって問題をごまかしてしまう側面が多分にあるように思う。そもそも。

問題は研究会のあり方ではない。関係性の質の問題が大きい。

また、もし「何を言っていいのかわからない」という理由なのであれば、学校の中にインプットの場を作ってしまうのも有効。

ここら辺は、先ほど紹介した「授業づくりネットワーク」の記事の中に、若手に聞いた意見があるので参考になるかと思います。

 

研究の目標のあり方とそれを評価方法があいまいだった

そもそもの研究テーマが、学校教育目標とあまりリンクしていなく、目標が二重に存在していた。

そもそもそもそも、みなさんの学校教育目標は「生きて」いますか?

 

よく考えたら、もうそこから大きく引っかかってきます。

↓この辺を読むとよくわかります。

変わる学校、変わらない学校―学校マネジメントの成功と失敗の分かれ道

変わる学校、変わらない学校―学校マネジメントの成功と失敗の分かれ道

  • 作者:妹尾 昌俊
  • 発売日: 2015/10/19
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 また、石川晋さんに「エピソードを残していこう」とアドバイスをいただいたものの、それを生かすだけの時間と、それぞれの先生たちに「エピソードを残すってとてもいい!」とその良さを実感できるところにまで到達することができなかった。研究が進んだかどうかを評価する方法も定まっていないので、なんとなく進んで、なんとなく研究の成果が達成されたかが評価されて、なんとなく次年度になっていく流れに・・・

  

 

 

 

ここで、この研究方法をこのまま行っていくことに限界を感じたわけです。

 

 

ただし!あくまで総合的に判断してそうなったわけで、この方法のいいポイントは山ほどあったので、「今はまだ・・・」「もっと最初に見直しておきたいところが・・・」という感じて一度ストップしたわけです。

 

 

そして2021年度はどうなっているかというと、

先ほどの3つの問題をクリアするべく動き出しています。

それはまた次回に。

 

 

 

 

みんなハッピーを目指した校内研究の変遷 2018年~2020年

この3年間、変わった研究をしてきました。

変わっていますが、願いや思い、目的や目標を考えて、その中で研究主任に提案してきたことを、みんなで作り上げてきました。

そして、2021年度から、さらに面白いことになってきています。

自分や、自分が異動したときや、他の学校で参考になって、みんながハッピーが研究や学校づくりがどんどん広まってほしいと願い、今わが勤務校で起きている面白いことを記録していきます。

 

 

 

とりあえず、昨年度までの話。

 

大元の

「目指す子どもの姿」

のようなものについては、既存のまま来ました。

(ここをかえる話は、後日ブログに書きます)

それ以外のところで、

 

ワークライフバランスを整え

□教職員の満足度の高く

□教職員が主体的に取り組め

□互いの実践にコミットしあう形の個別探究の研究

 

を目指しました。

 

パワポ資料の一部はこちら↓

 

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追伸*************************

 

(facebookのコメント欄より)

大事なのは、方法論よりも、関係性と互いへのケア。(そこを見える形になっている記録や本はほとんどない)
そこを疎かにすると、真似しても煙たがられたり、結局不満な人が出たりする。似たように、有名な人の実践を方法論として真似して失敗し、周りに煙たがられる人を見てきた。自分も含め、自戒を込めて。

そのプロセスもどこかで書きたいと思います。結構エネルギーいるので、かけなかったらすみません笑 聞かれれば答えますねー

 

働き方改革で、早く帰るのは大事。でも、もっと教材研究したいって気持ちも大事。だから、選択できるのが大事だなと思う。働き方改革は、働き方を減らすのだけじゃなく、一人一人のニーズに合わせて働ける環境づくりが大事だと思う。
うちの研究は、こだわりたい人はとことんこだわってやっていたし、毎日子どもの送り迎えと家事で忙しい人は、時短を研究テーマにしたりしていた。

「自分の強みを見つけよう~8つの知能で未来を切り開く」を読んで

マルチプル・インテリジェンス(多重知能)という考え方は、以前から知っていたが、この本を読んで納得した部分を書き記すことにした。

 

 

従来のIQは知能を一つの尺度で記したもの。

学力テストもそうだが、どうやっても知能の一側面しか測定できていないのに、あたかもそれが全てのように感じてしまうことが問題点だった。

 

そんなことはおかしい!ということで、アメリカのハワード・ガードナーが知能を8つの側面からとらえたマルチプル・インテリジェンス(多重知能)理論を提唱した。

 

マルチプル・インテリジェンス理論では、知能は8つの側面がある。

同じ課題でも、人によって課題達成へのプロセスは異なる。8つの知能のうち、自分に秀でているものを使って課題達成を試みることができる。

例えばフルマラソン完走を目的としたら。

身体・運動的感覚知能が高い人は、とにかく走ることを体に刻み込むかもしれない。

音楽・リズム知能が高い人は、音楽を聴きながらリズムに合わせて走ると、楽に長く走れるのかもしれない。

対人的知能が高い人は、誰かと一緒に練習に取り組むことがモチベーションになるのかもしれない。

こんな風に、一つの課題を達成するのに、人それぞれのアプローチがあっていいし、得意な知能を生かしたほうが達成に近づきやすくなる。

 

また、この知能は得意なものを伸ばせば伸ばすほど、どんな課題でも活用・応用して達成に近づきやすくなるので、とても有効だという。フルマラソンを例に考えると、自分の得意な知能を極めれば、他のことでもなんでも応用できるのがイメージできる。苦手なものを補うことよりも、得意なことを伸ばすことにメリットがというのは、こういうことだったのだ。

 

 

これまで、「テストや学力として考えられて出てくる点数があるけども、その子その子にいいところがある。得意なことがある。」そんなことを言ってきた人が大多数だろう。また、「得意なことを伸ばせばいいんだよ」とい言葉もよく言われる。いずれにしても、実際その意図は、自己肯定感や自尊心を損なわないために言われてきたところが大きかったように思う。

でも、このマルチプル・インテリジェンス理論で考えていくと、それはただの自己肯定感・自尊心を損なわないためのものではなく、本当にテスト・学力だけで測れていない知能があり、得意なことを伸ばすことが他の様々なことに活用・応用できるという、とても心強く実際的な後押しになる。

 

この考え方はとても素敵だし、とても生かしやすくなるし、行きやすくなるように感じる。

 

 

さて、今の学習指導要領のいうところの評価はどうだろうか。

まずそもそも、言語・語学知能が高い子が◎を総ざらいしていくのが学校文化。この時点でかなり問題がある。ここを改善するには、先生たちの評価を変えるために時間を確保しなければ変わらない。正論だけでは、多様な評価は行われない。

また、

■知識・技能

■思考・判断・表現

■学びに向かう人間性

というつっこみどころ満載の3観点。

この3観点で評価された人は、何が得意で、どうやって改善すればいいかわかるのだろうか。まず無理。

評価を受けても、受け手が改善の仕方や方向性がわからないような評価は、「死んだ評価」と言わざるを得ない。何のための評価だろか。

「非認知的能力」を子どもたちに 学級通信 その⑤ ラスト

 


前回までの内容・・・

 これまで、ステキな大人になり幸せに暮らすための重要な力として世界的に研究されている「非認知的能力」を紹介しました。この力はテストでは測れない力の一つです。その力のなかでも「自制心(自分をコントロールする力)」の身につけ方について書いてきました。

「非認知的能力」はどうやってつける?~まとめ~

 

 「非認知的能力」について、今回で最後のまとめにしていきたいと思います。

 僕は「非認知的能力」次の6つに分けました。

 

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まずは「無条件の愛情」が大切

 

 全てにおいて重要なのは、「無条件の愛情」でした。ありのままの自分を身近な大人に受け止めてもらえていないと、認めてもらうことに必死で、他のことにはなかなか関心や気持ちがいきません。信頼でき、安心できる大人が身近にいてはじめて、他のことを吸収する余裕が出てくる、ということのようです。

「好奇心のあることに没頭する(とことん遊ぶ)」ことの価値

 

 次に大事なことは、「好奇心のあることに没頭する(とことん遊ぶ)」です。【Grit】は、自分の力で最後まで何かをやり抜く経験が重要ですが、途中であれこれ手や口をなるべく出さず、自分で納得のいくまでやることが大事だそうです。その経験が、「私はできるんだ」という自己肯定感【自尊心】を育みます。【自尊心】がしっかりしていると、前向きに物事を考え、「次はこうしよう」と考えられるようになります【ポジティビティ】。大人もそうですが、自分が夢中になっている趣味は、どうやってやろうかとか、どうやったらもっとうまくいくかとか、考えますよね。子どもの遊びも同じことが起きて、あれこれ工夫が始まります【創造力】。

 さらに、ここに他者が加わるような状況があるとよりよいように思います。小さい子であれば、例えば砂場で遊んでいたとして、誰かと場所を分かち合うことになったり、協働で同じ大きなものを作ろうとなったりと、協力したり対立したりします。他者と関わることで、自分の感情と向き合うことになります【自制心】し、うまく折り合いをつけることも学びます【社交性】。どちらかが我慢するだけでなく、互いに納得できるwin-winな遊び方を考えるきっかけになります【創造力】。

 ですが、特に小さいときであれば、これらの遊びは本人の関心(≒好奇心)のあることでないと難しくなります。関心のないことであれば、最後までやり抜いた達成感は得られにくいですし、そもそも関わって対立したら「離れて終わり」になります。自分の感情と向き合うこと【自制心】なく、回避したりやめたりすることで解決としてしまいます。「やりたい!」と思えることで他者と関わるからこそ、いろんな問題や葛藤を乗り越える気持ちが維持でき、乗り越えたから力が付いてくる、ということです。ですから、「好奇心(≒関心)のあること」がとても大事になります。

 今のお子さんの年齢に当てはめてみると、どうですか?何か好奇心をもって取り組めそうなことはありますか?

 

 その他にも、身に付けるための方法はたくさんありますが、紙面の都合もありますので、興味のある方はこの先はまたネットや本などで情報を集めてみてください。

 「ゲームはどうなんですか?」と質問が来そうですが、ゲームも効果的な場合が多々あります。特に他者と関わるオンラインゲームやソーシャルゲームは、互いの利益(関心)が一致しているので、効果があるという研究結果もあります。

個人的には「キャンプ」はかなりおすすめです

 

 僕のおすすめは、初めて会う仲間とともに過ごす、宿泊を伴う野外体験です。「環境教育」というより、「冒険教育」という、自分自身や他者と向き合っていくジャンルのものです。アメリカではサマーキャンプとして数週間から1か月単位のものが広く行われていますが、それほど教育的効果があるからです。不自由な生活で、他者との共同生活。そして勇気をもって一歩踏み出さなければできないチャレンジ。でも、楽しいこともたくさんつまっている。寝食を共にした仲間との思い出は、日常生活に戻っても持続する自尊心も育みます。今年はなかなか難しいですが、チャンスがあればいかがでしょうか?冬のキャンプもあります。

最後に、僕の願いです

 

僕は子どもたちに

「自分から行動することで、今よりもうちょっと幸せな家族、幸せな友人関係、幸せな社会を築けるようになること」

を願ってこの仕事に携わっています(ミッションステートメントというやつです)。

そのために以下のような非認知的能力は不可欠だと思っています。

  • 自分の苦手を知り、自分の得意なところで苦手なところを補う。気持ちを上手にコントロールして、いつも抑え込むのではなく、適切にコントロールする。
  • 最後までやりきったと思える経験をもとに、粘り強くチャレンジできる。
  • 互いが納得できるWin-winなアイデアを考えられる創造力をもつ。
  • 自分の気持ちも相手の気持ちも、自分の言葉も相手に届くように伝えられ、相手の言葉も誤解なく背景を想像して聞いてあげられる。
  • 前向きで次に進んでいける。罪を責めるより、次はより良くしていこうとする気持ちを尊重できる。
  • 人を愛し愛され、自分らしさが多様にある(○○が好き、○○が得意など)。得意なところはどんどん伸ばし、得意なことが人に誇れるほどに伸びている。揺るがない自尊心。そんな人はきっと、人からも信頼されるでしょうし、相手に任せることもできると思います。

 

長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

また何か子どもの育ちに関する情報がありましたら、お知らせしますね!