もっさんのブログ

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学校の働き方改革の『プロセス』を追う!その④

今日は、上司や先輩にどうやって理解&協力していただくかという点について書いてみます。

 

同僚との間で話題にして「じわじわ」→上司とも

 中心たる協力者とやりとりしている一方で、いろんな人に、幸せに繋がる業務改善の事や、教育の本質になるような本当に大切なものは何かを、それとなく話題にして過ごしていました。巻き込んでいく感じ。

いろんな人に、かるーく話題について話しかける感じ。

「○○って書いてあったんですけど、これどう思います?」

「もっとこうなったらいいなって思うんだけど、どうかな?」

 

僕の学校では、若い人たちがとても熱心で協力的です。

こういう提案や話題に対して、いつも興味をもってくれます。

その柔軟さと吸収力にいつも驚かされます。

そうやって、考え方がじわじわと広がっていきます。

 

(ちなみ、僕は30代で教師経験10年前後です。)

 

もちろん、管理職の方々を含めます。
校長と教頭(副校長)って、学校一人ずつ。本当にすごいなって思います。僕だったら不安だなぁって。こんな時代だから、パワハラも気をつけなければいけないので、下手なことを僕らに言えないんですよね。地域の目もあるし、学校が築いてきたものを守らなければっていう使命感もあるし。ずっと組織開発やエンパワなマネジメントを学んできたわけでもないのに、突然経営者側になる。大学新卒でいきなり単級の学校担任になる感じ。いや、同じ立場で相談できる人も身近におらずむしろ…孤独な戦いです…

そういう管理職だからこそ、その大変さを理解して、普段からコミュニーケーションを大事にとっておきたいです。

働き方改革に繋がる内容としては、

「校長先生は、こういう内容の話がネットの記事であったんですけど、どんな風に受け取られますか?」
「こういうのって、どうしてあるのですか?ただ知りたいんですー 」
とか。こういうやりとりして、相手の考えてることを理解して、少しずつ僕の考えてることを知っていただきました。

僕の学校の管理職の方は、いろんなことを後押ししてくださいます。「やってみたいです」と言ったら、「やってみようよ」って言ってくれるんです。ありがたいことに、普段から問題なし!むしろプラス!って感じでした。

「こうなったらいいな」

と、抽象的でいいので、働く僕らの未来みたいな話をしていきました。

 

相互理解にはある程度のテクニックが必要

 他者と相互理解するために、ある程度聞き方と話し方にテクニックは必要だと思います。

例えば、保護者との関係でいえば…

保護者の方からクレームを受けるとか、保護者の方にいまいち自分の意図を理解していただけていないとか、そういう経験あると思います。僕も、今でもあります。そういうとき、どうやって話していくかですが。

僕が大事にしているには、「相手と相互理解できる共通の上位概念を見つけ、そこを一緒に共有すること」です。個々の具体的な内容について不理解やすれ違いや考え方の違いがあっても、その大本である上位概念、ここでは「子どもにどのように育ってほしいか」という点については、ほとんどの方と共有できるはず。99%の保護者の方は、みんな自分の子どもが大切で、その子が笑顔で健やかに学校に行ってほしいと願っています。僕もそうなんです。そこの共通認識を確認してから、「実は僕にもこういう意図があったんです…でも確かに、お子さんがそう感じているならよくなかったところもあるかもしれません。次からは、こうしてみますね」という感じて、理解し合って、意図を伝えたり、自分の改善点はしっかり受け止めたり…。

↓ 苫野さんが、自由の相互承認の世の中を作るために必要なコミュニケーションの取り方について、上のような方法についてここでも述べていました。

教育の力 (講談社現代新書)

教育の力 (講談社現代新書)

 

 誰とでもそうですが、個々の事象で不一致があっても、上位概念(想いとか願いとか)で共通する点は99%あります。そこから理解し合えることが多いです。

 

上司や先輩に話をしよう!いや、「聞こう!」

 さて話を戻します。

もしかしたら、管理職によっては、同じようにいかないかもしれません。だけど、きっとそういう方でも、基本は同じかなぁ、とおもいます。まず普段からのコミュニーケーションをとるのが大切です。苦手そうな相手でも、聞き方を変えたり、さらに掘り下げて話を聞いていくと、相手の大事にしていることが見えてきて、共感したり理解しあえたりする部分が必ず見つかります。学級担任と保護者との関係と一緒で、普段から話すことで、相手への理解度が変わってきます。趣味の話だってなんだっていいと思います。相手との関係性を作れば、こっちの意図も理解してくれる可能性大です。


さて、実際には、ほんのちょっとずつ、
「学校をより良くするためにあれこれ考えてるので、今度じっくりお話聞いてくださいますか?」というようなことを伝えていました。

そうそう、相手の考えていることや苦労を聞くのも大切。言う前に、聞くほうが大事だと思います。

 ↓「話すことより聞くことが大事」とか、「心に届く伝え方のために、自分を整える」とか、自分が一番参考にしている方とその本です。

 自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 (幻冬舎文庫)

自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 (幻冬舎文庫)

 

 

 

 

こういうやりとり、

「めんどくさっ」

って思うかもしれません。しかし、みんないろんなものを背負って生きているわけです。管理職として守っているものがあります。変化を嫌う方々もいます。変化が面倒な方もいます。これは、そういう方への僕なりのケアです。媚びへつらってるわけでも、悪巧みの根回しでありません。相手の考えも感情も大切にしているからやっています。もちろん、大事なことはハッキリ伝えていますし、アサーティブにやっている自覚があります。 ただ、僕は、正しいと思ったら熱くなってしまうこともあるし、やはり一人の人間でいろんな人の立場を想定し理解するなんておこがましい。できるはずがありません。その点、協力者の方がさすがの配慮をしてくださりました。心の底から尊敬しています。これを読んでるみなさんより、僕は周りの方に恵まれてる可能性、大です。(でも、環境的にしんどい時を想定してら色々書いておりまふ)


それで、上述のようなケアがなくて結果うまくいかず、話がおオジャン(死語)になると、それはそれはもったいないし、せっかく考え動き出した労力が無駄になります。それは誰にとってもいいことないです。

逆に、相互理解の状態を作れると、1伝えるだけで、3とか4とか5とか伝わるようになります。みんな気持ちよく進められます。


さて、最もご理解いただきたい、そして力になっていただきたい管理職の方と共通理解ができたので、いよいよ本格的に始動していきました。

とまぁ、何を共通理解し、どう始動したんだって感じですよね。
話が前後しますが、後ほど書いていきます。


※ここで、実質的に管理職の方を超えた発言権と決定権を持つベテランの方がいる学校のことを忘れてはいけませんね。そういう場合、これらの話を、管理職より先にしないといけないかもしれません。

そういう上の方の大事にしているものが結構確固たるものでなかなか相互理解が大変な時のために、コミュニーケーション力のある協力者を早めに仲間にいれることが大事、ということです。前回書いた内容がつながってきます。いますよね、何でも柔らかく伝えられる人とか、聞上手な方とか。みんなからあいされてる人とか。そういう方って貴重です。まじですごいと思います。

 


みんな一生懸命生きているんです。ほんのちょっと、いつもより相手の立場も考えて。

Universal Love!!!で。