もっさんのブログ

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横浜シュタイナー教員養成1年目【祝祭】

祝祭といえば、年中行事のようなもの。

祝祭とは、なんでしょうか。

僕は基本教室でやってない。家でもあまりやってない。やるとしてもなんとなーくしかやってない。

 

★地域や民族で祝われる祝祭は、私たちに神と繋がる敬虔な気分や共同体の一員であるという集団的一体感を与えてくれる。

★祝祭は、人間が地球、自然、それを取り巻く宇宙と強調しようと試みる、人間の内面の美しい現れである。

★祝祭は、子どもたちの「魂の糧」になる。したがって、祝祭の準備から後片付けに至るまでの大人の姿勢や気持ちも、子どもたちへの「魂の糧」の一部であることを意識しておきたい。

 

  • シュタイナー教育言われると、そのメソッドが確立しているように見えるが、実際にはそのやり方は学校によって、先生によって委ねられている要素が多い。例えば、「東京賢治シュタイナー学校」というのがあるが、この賢治は宮沢賢治である。宮沢賢治の思想とシュタイナーの思想を融和させているので、この点だけ見てもかなりの自由度があることがうかがえる。また、世界各国にシュタイナーの学校があるが、その土地の文化や風土に根ざした形に変えながら、学校として成り立っている。

 

  • 話を戻すが、祝祭もその学校によって実施されるものは大きく異なる。自分が学校を作る立場になったら、どんな祝祭を選びますか?ちょっとわくわくする。

 

  • 祝祭は、準備と片付けもとても価値がある。

 祝祭の日に向けて、大人も環境を作っていく。子どもたちは祝祭をみんなで迎えていくのを感じ取るし、その準備の過程がすべてが子どもたちの気持ちを祝祭に向けていくことになる(魂に働きかける感じ)。魂に働きかけるには、その季節の本物のものをつかって作ることが大事だと思う。なぜなら、祝祭と世界はつながっているし、そういうものって無意識化で有機的につながっているから。

 

  • ということで、我が家でも祝祭を見直そうと思った。

 家族会議を開いて、以下のことを決めていこうと思う。

 ①まず、一年間どの祝祭を取り上げるかを決め、カレンダーを作る。

 ②その祝祭の意味を夫婦でしっかりと共有しておく。

 ③祝祭当日にすること、当日までに作るもの、終わった後の片づけの方法と時期を決める。

 ④祝祭を迎えることの準備・当日・片付けを通して、祝祭の意味をもう一度確認する。

「うちにはこんな祝祭がある」ってワクワクするなぁ。どんな家になるんだろう。

僕は祝祭が大事にされる家で育っていないので、結構なチャレンジなんです。でも、これができたら素敵だなー。

 

(別件)

  • シュタイナー教育100周年で出版された本に面白い記事があった。IT最先端のシリコンバレーで、親もそういう仕事の人が多い中で、シュタイナー学校が人気なんだそうだ。基本的に学校の中にメディアを持ち込まない(もちろん、年齢にもよるが)シュタイナー学校が、なぜ人気あるのか。興味深くないですか?一言でいうと、子ども時代に大事に育てたいところは、人間として芯になるところだからだと思います。メディアは本当に邪魔をすることが多い。ICT危機の授業上のメリットは確かにある。例えば、静かな子が掲示板に書き込めば、手を上げなくても素敵な意見を述べられる。でも、そもそもそういう授業スタイルだからそのメリットがあるのかも。授業スタイルや内容によっては、そんなICTは不要なのかもね。詳しく知りたい方はご連絡ください。また別の機会で書くかも。