もっさんのブログ

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想像力を膨らませ 生活にあるもので遊ぼう!

2024年4月現在、うちには4歳と0歳の娘がいます。4歳の娘は「森のようちえんスタイル」の保育園に通っています。「森のようちえん」とは、とにかく自然の中で子どもたちが一日を過ごすスタイルのKindergartenです(Kindergartenの言葉がしっくりくる)。

 

自然の中にいると、子どもたちは様々なことを学びます。障がいのある子どもたちも同じように遊べます。自然物は無限にあるので、創造的な遊びをじっくりとできます。勾配や悪路、木登りや山登りなどは、幼児期に必要な運動能力を身に付けさせてくれます。自然の中で過ごすことで、感覚を刺激されます。世界の仕組みを体験できます。今流行の非認知能力も育めます。まぁ、いいことがいろいろあるわけです。
森のようちえんでは、基本的に「おもちゃ」は使いません。


「作られたおもちゃは子どもの想像の余地がなく、すぐに飽きてしまいます。」という言葉に出会いました。娘を見ていて、これは素晴らしく当てはまりました。既製品のおもちゃは、遊び方が決まっています。くるくる回って球が落ちてくるおもちゃとか、押すと音が鳴るおもちゃとか、安価で商業的な香りの強いおもちゃです。プラスチック製が多いですね。遊んで一通りすると、かなり早い段階で飽きて困りました。


一方で、ブロック系や積み木、遊び紐(毛糸を編んで作った紐)、マントなどになる布などは、よく遊びました。長いこと遊びました。


そして娘が最も遊んだものは、おもちゃではありませんでした。日常生活の中でわたしたち大人が使っているものでした。調理器具、お皿、ほうき、ティッシュ、靴、せんたくばさみ、椅子、スリッパ、布切れや衣服…木の実などの自然物もしかり。


2・3歳ごろになり「ごっこ遊び」で、想像力を膨らまして楽しむようになったら、これらの道具は大活躍しました。現実世界で、大人が生活の中で実際に使っていますからね。そして、使っている大人の姿をモデルとして見ているからですね。もちろん、色んなものに「見立てて」遊ぶこともたくさんあります。それもこれも、シンプルだから見立てられるわけです。アンパンマンのマイクのおもちゃは、それ以外にはなかなかなりえません。でもすりこぎ棒は、マイクにも動物の鼻やしっぽにも車にもなります。これらはとてもコスパがイイですね。おもちゃとしては0円です。でも、ずっといまだに活躍します。

フレンチを食べに行った翌日の遊びです(笑)服装がいいでしょ。寿司屋ミックス★



きっと、既製品のおもちゃは、子どもの想像力・創造力に応えられないんですよね。


ということで、おもちゃは結構不要だということが分かりました。生活で使うものは、手の届ないところに置くのではなく、届くところに置くようにしました。


この年齢の子どもを見ていると、脳が最も活性化しているのは、いろんなことを想像しているときや、それを現実世界で再現しようとあれこれ考え、工夫しているときだと感じました。物語の世界や想像の世界を膨らませて遊ぶことは、どんな知育より子どもの脳を発達させてくれているのだと思います。もちろん、心も癒していると感じています。顔つきを見るとわかります。想像力を膨らませるために、あまりリアルなもの、リアルさを享受する知識も必要もないかと思います。

 

想像力を膨らませられようにすること。

生活にあるもので遊べるようにすること。

大事ですね。