もっさんのブログ

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学校の働き方改革の『プロセス』を追う!その⑤

これまでに、ちょっとずつ働き方改革を受け止めてもらい、実行に繋げる土壌づくりをしてきました。

今日からはいよいよ行動に移った話です。まずは、職員室環境の改善と、そのイメージづくりを行ったことについて書きます。

 

中心となる協同者には、普段から気になる記事や本、アイデアをLINEで送り合っていたので、どこからやるかというと、まずは働き方改革のゴールについてのイメージを話し合いました。

以前ブログで書きましたが、僕たちのゴールは

「働く大人みんなが幸せに働ける。教育を受ける子どもは、よりよい教育で幸せに過ごせるようになる。」

です。ほぼこれで一致しました。

 

働き方改革で最初に取り組んだのは、「職員室環境の改善」

協力者と話していたとき、改善点は無限にありました。

どこから始めたかというと、「職員室環境の改善」でした。

これには理由があります。

職員室環境の改善は、対外的な問題が起きないし、職員のみんなも職員室環境を改善するという行為自体は、イメージしやすいからです(具体的にどうするかのイメージは別です)。これは、労力以外に、あまり抵抗のある方がいないと考えたわけです。しかも、夏休みの期間であれば、試行錯誤する余裕もあります。替えてみて、また意見をもらうこともできるし、最悪戻すこともできるので、職場のみなさんにとっても受け入れやすいと思いました。この話をした当時は6月だったので、とてもいいタイミングでした。

 

協力者とともには、まず職員室を改善するためのアイデアを、ネットや本を使って掻き集めました。そして、働きやすい職員室で働いている姿のイメージを作ることにしました。というのは、学校という職場でしか働いていない方々にとって、物が多く雑然としている職員室が通常状態となっているので、「こういうのがいい!」というイメージがつかめないかもしれないと思ったからです。そして、みなさんに「幸せに働ける職員室で過ごしているイメージ」をもってもらいたいと思ったからです。

イメージできれば、安心して賛同していただけるかな、と。幸せの形は人それぞれなので全員絶対とは言い切れませんが、どの形でも幸せに(つまり多様性を尊重されている)過ごせるものを目指したいです。

 

協同者と作ったイメージを載せます。ただし、これは二人のイメージをもつことが目的だったので、実際に人に伝えるときは、ここから一部を抜粋しながら伝えました。

 

 ということで、僕らが作った風景は、こんな感じでした↓

 **********

働きやすい職員室で働いているイメージ(風景)

・朝、職員室を開けると、コーヒーの香りが漂う。朝は忙しいのが先生だけど、今日も明るく人が集まる職員室では、なんだかお互いに声を掛け合う温かい雰囲気。

・職員室に入ると、窓の外の風景がよく見える。以前は窓側に棚があったが、今はそれがなくなり、朝のさわやかな日が差し、窓の外の藤棚の緑がよく見える。職員室にいるのに、四季を感じられるようになった。

・職員室全体に目を向けると、むこうまですっきりしていて、気持ちよく今日も一日がはじまる。この間まではものがいろんなところに山積みで、「はぁ、今日もしごとがはじまる。そういえばたくさん仕事が残っていたような…でも何かはわからない。」だった。けど今は、「今日はこれとこれをまず済ませよう。」と、やることが頭の中で明確になっている。というのも、環境も、頭の中も、整理されているからだ。机の引き出しを開けると、その日にやる仕事が入っている。だから、帰るときはそれがなくなっている状態になればいいから、すぐに取りかかることができる。

・職員室の黒板には、今日の予定が書かれている。どこに何が書いてあるか明確なので、確認も簡単。必要最低限のものだけが書かれたり掲示されたりしているので、大事なことがシンプルで分かりやすくなっている。

「では、先に行ってます!」と学年の先生に声をかけ、教室に向かう。

・授業中「あっ、やばい、プリントがたりなかった!」職員室に戻っても、探す手間なく、すっとプリントが出てきて、すぐにいんさつができる。プリンターは職員室にあるからすぐに手に取れるし、「印刷してみたら違った!」なんてときもすぐにそれがわかる。無駄な印刷ミスも少なくなった。動線も考えられた配置にだから、スムーズ。以前は狭かった机と机の間も、今は広々して安全。妊婦の先生がいても、以前のような転びそうな心配がいらない。

・放課後、今日も荷物をもって職員室に戻ってくる。まずは、今日の子どものけがの電話をしなければ。電話のそばにある児童票をすっと手に取り、受話器を手に取って、すぐに終了。戻すのも楽ちん。

・引き出しをあける。今日はこの仕事と、〇〇会議をやればOK。放課後も〇〇と△△をすると決めていたから、今日はこれがやればOK。でもその前にちょっとコーヒーでも。職員室のカフェスペースには、違う学年の〇〇さんと△△さんがいる。「おつかれさま」なんて声をかけながら、「いやぁ、今日失敗しちゃって。子どものこと。こういうとき、〇〇さんだったらどうします?」なんて相談。コーヒーを飲みながら立ち話の相談が日常になっている。

・職員室がすっきりして、学年だけでなく、学年を超えて職員同士が話がしやすくなった。やっぱり顔が見えると、会話も自然とはじまる。中央の通路を通った時に、「へぇ、それ何やっているの?」と、窓側に座る〇〇先生の教材づくりについて質問してみる。△△さんはパソコンで何やら画像をはりつけている。とっても素敵な子どもの写真。学級通信かな。机の上がきれいになっているから、お互いの仕事が見える。お互いの顔を見て会話もできる。自然と会話も生まれるし、互いに悩みやアドバイスを共有しやすくなる。

・「そういえば、あれはどうなってたっけ?」一か月前の会議で話題になったこと。でも、どこにしまったっけ?整理していても、こんなことはある。そういうときは、共有のファイル。職員会議や打ち合わせなど、普段から先生に配られたプリントはすべて、この共有ファイルに綴じている。そこを見ればいいので、探す時間も激減。いらないくなったと思った書類の処分も心配しないでできる。いざというとき、そこにあるから。

・職員室の共有スペースというちょっとした机には、文房も置いてある。ちょっとした教材づくりはここで済ますことができる。片づける場所も明確になっていてアフォーダンスが考えられている。新しい文具もおかないルールになっているから、いつも最低限ですっきり。管理もしやすくなっている。

・職員室の壁は、職員同士の発信と共有の場。授業でやってみたことや悩み、そしてプライベートなことなどを自由に書きこんだり掲示したりする掲示板(ホワイトボード)がある。〇〇さんって水彩画うまいのか!今度図工の授業で相談してみよっと。それに、〇〇さんの悩み分かる。子育てしている人はどうやって自分の子どもとコミュニケーションとる時間確保しているんだろう。僕も知りたいなぁ。書き込んで聞いてみようかな!

・職員室の横の応接室は、人が動きやすい空間になった。複写機は職員室だとうるさいので、応接室にあるけど、あとは真ん中に円卓のテーブルがあるだけ。みんながすっと集まってミニ会議ができるし、職員室だと電話があって話せない内容や、盛り上がって声が出てしまうような話も、応接室では簡単にできる。〇つけもできるし、仕事に関係ない話もできる。学校研究の内容はここの壁にあって、自然とお互いに取り組んでいることがわかる。

 *************

 

 こんな感じでした。時間が経つにつれて、イメージはどんどん更新中です。

(きっと読者の皆さんはもっと素敵なイメージがあるでしょうね。コメント欄等で、ぜひ教えてください!)

校長先生には、働き方改革の目的(以前に何度も書いてますね)と、職員室環境改善に取り組みたいこと、うまくいった後の働いているイメージ(上述)を伝えました。関係づくりもたぶん大丈夫だし、何より考えていることをよく理解していただけていたので。僕の学校では、快諾いただきました。

 

次は、職員に賛同していただくのと、どうやって巻き込んで参画してもらうかを考えて行動してきました。

 

続く・・・。

学校の働き方改革の『プロセス』を追う!その④

今日は、上司や先輩にどうやって理解&協力していただくかという点について書いてみます。

 

同僚との間で話題にして「じわじわ」→上司とも

 中心たる協力者とやりとりしている一方で、いろんな人に、幸せに繋がる業務改善の事や、教育の本質になるような本当に大切なものは何かを、それとなく話題にして過ごしていました。巻き込んでいく感じ。

いろんな人に、かるーく話題について話しかける感じ。

「○○って書いてあったんですけど、これどう思います?」

「もっとこうなったらいいなって思うんだけど、どうかな?」

 

僕の学校では、若い人たちがとても熱心で協力的です。

こういう提案や話題に対して、いつも興味をもってくれます。

その柔軟さと吸収力にいつも驚かされます。

そうやって、考え方がじわじわと広がっていきます。

 

(ちなみ、僕は30代で教師経験10年前後です。)

 

もちろん、管理職の方々を含めます。
校長と教頭(副校長)って、学校一人ずつ。本当にすごいなって思います。僕だったら不安だなぁって。こんな時代だから、パワハラも気をつけなければいけないので、下手なことを僕らに言えないんですよね。地域の目もあるし、学校が築いてきたものを守らなければっていう使命感もあるし。ずっと組織開発やエンパワなマネジメントを学んできたわけでもないのに、突然経営者側になる。大学新卒でいきなり単級の学校担任になる感じ。いや、同じ立場で相談できる人も身近におらずむしろ…孤独な戦いです…

そういう管理職だからこそ、その大変さを理解して、普段からコミュニーケーションを大事にとっておきたいです。

働き方改革に繋がる内容としては、

「校長先生は、こういう内容の話がネットの記事であったんですけど、どんな風に受け取られますか?」
「こういうのって、どうしてあるのですか?ただ知りたいんですー 」
とか。こういうやりとりして、相手の考えてることを理解して、少しずつ僕の考えてることを知っていただきました。

僕の学校の管理職の方は、いろんなことを後押ししてくださいます。「やってみたいです」と言ったら、「やってみようよ」って言ってくれるんです。ありがたいことに、普段から問題なし!むしろプラス!って感じでした。

「こうなったらいいな」

と、抽象的でいいので、働く僕らの未来みたいな話をしていきました。

 

相互理解にはある程度のテクニックが必要

 他者と相互理解するために、ある程度聞き方と話し方にテクニックは必要だと思います。

例えば、保護者との関係でいえば…

保護者の方からクレームを受けるとか、保護者の方にいまいち自分の意図を理解していただけていないとか、そういう経験あると思います。僕も、今でもあります。そういうとき、どうやって話していくかですが。

僕が大事にしているには、「相手と相互理解できる共通の上位概念を見つけ、そこを一緒に共有すること」です。個々の具体的な内容について不理解やすれ違いや考え方の違いがあっても、その大本である上位概念、ここでは「子どもにどのように育ってほしいか」という点については、ほとんどの方と共有できるはず。99%の保護者の方は、みんな自分の子どもが大切で、その子が笑顔で健やかに学校に行ってほしいと願っています。僕もそうなんです。そこの共通認識を確認してから、「実は僕にもこういう意図があったんです…でも確かに、お子さんがそう感じているならよくなかったところもあるかもしれません。次からは、こうしてみますね」という感じて、理解し合って、意図を伝えたり、自分の改善点はしっかり受け止めたり…。

↓ 苫野さんが、自由の相互承認の世の中を作るために必要なコミュニケーションの取り方について、上のような方法についてここでも述べていました。

教育の力 (講談社現代新書)

教育の力 (講談社現代新書)

 

 誰とでもそうですが、個々の事象で不一致があっても、上位概念(想いとか願いとか)で共通する点は99%あります。そこから理解し合えることが多いです。

 

上司や先輩に話をしよう!いや、「聞こう!」

 さて話を戻します。

もしかしたら、管理職によっては、同じようにいかないかもしれません。だけど、きっとそういう方でも、基本は同じかなぁ、とおもいます。まず普段からのコミュニーケーションをとるのが大切です。苦手そうな相手でも、聞き方を変えたり、さらに掘り下げて話を聞いていくと、相手の大事にしていることが見えてきて、共感したり理解しあえたりする部分が必ず見つかります。学級担任と保護者との関係と一緒で、普段から話すことで、相手への理解度が変わってきます。趣味の話だってなんだっていいと思います。相手との関係性を作れば、こっちの意図も理解してくれる可能性大です。


さて、実際には、ほんのちょっとずつ、
「学校をより良くするためにあれこれ考えてるので、今度じっくりお話聞いてくださいますか?」というようなことを伝えていました。

そうそう、相手の考えていることや苦労を聞くのも大切。言う前に、聞くほうが大事だと思います。

 ↓「話すことより聞くことが大事」とか、「心に届く伝え方のために、自分を整える」とか、自分が一番参考にしている方とその本です。

 自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 (幻冬舎文庫)

自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 (幻冬舎文庫)

 

 

 

 

こういうやりとり、

「めんどくさっ」

って思うかもしれません。しかし、みんないろんなものを背負って生きているわけです。管理職として守っているものがあります。変化を嫌う方々もいます。変化が面倒な方もいます。これは、そういう方への僕なりのケアです。媚びへつらってるわけでも、悪巧みの根回しでありません。相手の考えも感情も大切にしているからやっています。もちろん、大事なことはハッキリ伝えていますし、アサーティブにやっている自覚があります。 ただ、僕は、正しいと思ったら熱くなってしまうこともあるし、やはり一人の人間でいろんな人の立場を想定し理解するなんておこがましい。できるはずがありません。その点、協力者の方がさすがの配慮をしてくださりました。心の底から尊敬しています。これを読んでるみなさんより、僕は周りの方に恵まれてる可能性、大です。(でも、環境的にしんどい時を想定してら色々書いておりまふ)


それで、上述のようなケアがなくて結果うまくいかず、話がおオジャン(死語)になると、それはそれはもったいないし、せっかく考え動き出した労力が無駄になります。それは誰にとってもいいことないです。

逆に、相互理解の状態を作れると、1伝えるだけで、3とか4とか5とか伝わるようになります。みんな気持ちよく進められます。


さて、最もご理解いただきたい、そして力になっていただきたい管理職の方と共通理解ができたので、いよいよ本格的に始動していきました。

とまぁ、何を共通理解し、どう始動したんだって感じですよね。
話が前後しますが、後ほど書いていきます。


※ここで、実質的に管理職の方を超えた発言権と決定権を持つベテランの方がいる学校のことを忘れてはいけませんね。そういう場合、これらの話を、管理職より先にしないといけないかもしれません。

そういう上の方の大事にしているものが結構確固たるものでなかなか相互理解が大変な時のために、コミュニーケーション力のある協力者を早めに仲間にいれることが大事、ということです。前回書いた内容がつながってきます。いますよね、何でも柔らかく伝えられる人とか、聞上手な方とか。みんなからあいされてる人とか。そういう方って貴重です。まじですごいと思います。

 


みんな一生懸命生きているんです。ほんのちょっと、いつもより相手の立場も考えて。

Universal Love!!!で。

学校の働き方改革の『プロセス』を追う!その③

前回、働き方改革の軸(ゴール)について書きました。

みんなが幸せに働ける職場を作るために、最初から「あれしよう」とか考えていたわけではなかったです。腹を割って話せる人がいたから、いろいろと改善する方向に動いていったわけです。

 今日は、最初の協力者探しとコミュニケーション力について書きます。

 

働き方改革を進めるには、改善する点は無限にあります。ですが、いきなり推し進めていも、職場の皆さんからの猜疑の目、混乱、場合によっては激しい抵抗にあうことが予想されます。

「誰がやるんですかー」

「変えるために仕事を増やすのはやめてください」

「べつに今のままで困ってないからね」

 

こういうお返事が予想されます。

かという自分は、

「改革してるとか、改革したいと思っているのって、自分一人だけだったりして。突っ走ってたらやだなぁ。言い出しっぺで、結局自分が大変だったらやだなぁ。」

って、心配になっちゃいます。

 

 

じゃどうするか。

 

「なんか腹を割って話せる人」→「一緒に動いてくれる協力者」を探す

 

まずは、一人でもいいから協力者を見つけることです。

が、人を巻き込んでみんなで改善していくですから、中心となる人にコミュニケーション力がないときついと思います。

先述のように、いきなり新しいことをやろうとすると、いろいろと抵抗に合うと思います。誰だって、これ以上苦しい思いをしたくないです。変化を好む人もいれば、変化を嫌う人もいます。ですから、こういう気持ちの方々もケアしていかなければいけません。僕はこれを「面倒だなぁ」ではなく、「その人たちの気持ちをケアしつつ、win-winの関係性とアイデアを生み出していく」と捉えています。だって、その人たちが不幸せになるの嫌ですから。

もし自信がないのであれば、コミュニケーション力のある協力者を探し、早めに仲間に入れることが重要だと思います。

 

 

ちょっと細かく言うと。

「改革を進めていくアイデアイノベーション)」の機能

「改革をスムーズにみんなと進めたり、みんなを巻き込んだりできるコミュニーケーション」の機能

が必要で、必ずしも一人の人がこの二つの機能を持つ必要はないと思います。

それぞれが得意な人がいればいいと思います。

ただ、前者は結構どうにでもなります。アイデアの集め方は、人が集まればできる可能性が大きいです。さらに、場づくりができれば、アイデアを持っている人が見つかっていくと思います。

後者は結構重要です。話を上手に聞いたら話したり、みんなが参画できる場づくりができないと、抵抗に合う可能性大です。

↑までも、この2つの機能の話はとりあえず置いておいてもいいかな。

兎にも角にも「協力者!」です。

 

 

で、僕はどう探したかというと、

働き方改革をしましょう!」

と言って仲間を探したわけではなく。

そもそも、普段から気の合う、いろんな話ができる人がいたわけです。

(いたわけですが、きっと以下のような話をいろんな人にふるから、見つかったんだと思います。普段のコミュニケーション大事ですね)

 

自分の教育観とか、

学校教育で目指したいこととか、

学校教育の弊害とか、

夢とか、

授業でちょっと悩んでいる話とか、

行事の反省の話とか、

趣味や遊びの話とか、

 

そういう話をしているうちに、

「おっ、この人だったら相談できるなぁ」

「この人の考え方素敵だな」

「この人と話していると面白いなぁ」

って人が見つかります。

その人と、教育の話をしていたら、

自然と自分たちの働き方の話になったわけです。

教育の話をしていても、

「僕たちの働き方で、子どもたちのためになる教育ができるのか?」

って疑問になり、お互いに気になる記事とかがあったらLINEで送り合ったりしていました。

↑そうそう、イノベーターのマインドセットが重要ですね。前例にとらわれない。

 

世界を動かすイノベーターの条件 非常識に発想し、実現できるのはなぜか?

世界を動かすイノベーターの条件 非常識に発想し、実現できるのはなぜか?

 

 

そうやって、自然と僕たちの働き方に目がいくようになったわけです。

 

 

実際のプロセスで言うと、

①いろんな話をいろんな人にふった

②なんとなく腹を割って話せそうな人が見つかった

③普段から「これってどう思います?」な話をした

④LINEで教育や働き方改革についての記事を送ってみた

⑤気が合って動き出そうという話になってきた

でした。

 

 

 

 

学校の働き方改革の『プロセス』を追う!その②

働き方改革の目的…ぶれない軸(ゴール)を確認する

 言うまでもなく、「働き方改革」は目的ではなくて。ここが目的になると、改革過激派が出来上がっちゃう感じがします。

最も大事なことは何か。
なぜ、働き方改革をするのか。
僕にとってそれは、
「働く大人みんなが幸せに働ける。教育を受ける子どもは、よりよい教育で幸せに過ごせるようになる。」
ためです。

 

働き方改革は方法(手段)ですので、その形が多種多様でいいと思います。

働き方改革をすることで、誰かが不幸せになっていては、本末転倒。

逆に、働き方改革しなくたって、みんな幸せならいいと思います。

でも現実、みんな辛い思いしてますね。


働く人みんなの幸せを考えるからこそ、僕は職場の人みんなを巻き込みたいです。

改革は、みんなにとってwin-winな働き方を探すことです。

 

そう、シンプルに、みんな幸せに働けたらなって、ひたすらに願うから、やりたいんです。


ここをぶれない軸と設定し、進めていくことにしました。

(ここの軸がはっきりしていることが、後述しますが、後々にとても生きてきました。とても重要、ということです。)

 

 「働き方改革」でイメージすることがちょっと違った

さて、先日友人に突っ込まれました。(まぁ、突込みではないですが)

働き方改革が進んでいる地域とか学校の話を聞いたんだけど、もっさんの言っているのとちょっと違うんだよね。そこが言っているのは、

『人員を増やす』とか、

『高学年の担任は忙しいから給料を増やすとかいったように、仕事量と給料を見合うようにする』とか、

『仕事を適切に分配する』とか、

『労働時間を見える化して改善する』とか、

『校務支援システムを導入する』とか。

なんだか制度面が多いし、俺もそういうのをイメージしていたけど、そういうことじゃないんだよね?」

 

そうですね。

きっと働き方改革で一般的にイメージするのって、いわゆる「労働時間を減らす、労働環境の是正」という感じでしょうね。確かにそれは大事なことです。

が、ちょっと違うんだよなぁ。

例えば、今働き方改革が進んでいる一方で

「管理職が多忙化している…身代わり残業増大」

「極端な『業務拒否』が正当化されている」

などなど、結局ひずみがでているように思います。

特に、管理職の多忙化は僕も嫌です。

だって、みんなの幸せになる、にならないからです。

 

まちょっと漠然としていますが、何んとなく、僕の目指しているもの、伝わっていますか?

もうちょっと僕のイメージも固めていきたいますね。

 

学校の働き方改革の『プロセス』を追う!その①

 

 「今自分に子どもができたら、その働き方で今の仕事を続けていられますか?」

「同じく、今自分の親に介護が必要になったら、今の仕事を続けていられますか?」

 

数年前読んだ本で(↓実はかなり近しい人なのですが)この文章を見た時に、ぞっとしました。独身で若いときには不安なく過ごしていて、

「まぁ、いつかそんな日がくるかもなぁ~」なんて甘く見ていたけれど、この文章を読んでから、今すぐに自分にできることをやらないとな、と思い始めました。

働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社

働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社

 

 

教職員の働き方改革が、国を挙げて進んでいます。

進んでいるといっても、実感があるかどうかは別。

基本的に、行政が動くのは、一番最後。

そして、できることは制度面だけ。

 

結局、変えていくのは自分達しかいません。

 

「自らアクションを起こす」モデルとして

 僕の、先生として教育に携わるミッションステートメントの一つに、

関わった人たちに(多くは子どもたちに)

「自らアクションを起こすことで、今よりちょっとでも幸せな社会、幸せな家庭、幸せな個人の生活を築ける感度とスキル(方略)を身に付ける」こと

があります。

吉田新一郎さんが世界中を回って「最も成熟している社会を築いていたのはオランダでした」と話していて、そのオランダを見た時のレポートを以前見せたいただきました。

レポートを読んで、オランダの市民性には、「物事をよりよくしたいと思ったら、そのために小さなコミュニティやサークルがすくできて、自分たちで改善していく」という姿が見えました。

 

自分達から動き出す

小さなコミュニティができる

 

これってとてつもなく大事なことに思います。

「ちょっとこれやりたいんだけど、一緒にやらない?」と言って、すぐに力を貸してくれる人たちが集まる。

そりゃ物事良くなりますよね。

大人がこうならなくっちゃ。モデルですね。

 

 

話は戻りますが、働き方改革を待っていても進みません。

組織の末端にいる僕たちが声を挙げて、自分たちの環境を良くしていかないと、改善されるのは数年後…なんてことになりかねません。

 

 

そして、働き方改革は、何も仕事の時間を減らすことに留まりません。

労働時間を減らすだけでなく、仕事の能率と効率、生産性を上げる。

「残業減らして業績アップ!」なんてことが、実際に民間企業でたくさん起きています。

きっと、僕たち先生の仕事もできます。

そして、働いている僕たちがもっと幸せに仕事ができるようになれます。

オランダのように、僕たちがもっと気軽に声を出し合い、気軽に働き方や職場を良くしていけるようになりたいです。

 

 

そんな思いから、働き方改革に動き出したことをちょっとずつ書いていこうかと思います。

 

働き方改革で大事なプロセスがなかなか見えない

でも、いわゆる「働き方改革」のような実践の紹介って、ビフォーアフターばかり。

大事なのは、どうやってやっていったかという「プロセス」なのに、そこがあまり紹介されていないように思います。実際には、人とのかかわり方や根回しの仕方、みんなで変わるために必要なこと、仕事との両立などたくさんのハードルがあります。

ですので、そこをうまく言語化しながら書いていこうかなって。

思いついたわけです。

だって、自分が今の職場を異動したら、また一から作り直さなきゃいけないかもしれないし。それやだもん。大変。

どこの学校でもよりよくしようと動いてほしいし、どこにいってもできるように残しておきたい。

 

ちなみに、書くのは個人の努力よりも、学校そのもの、つまり組織開発に近い内容になっていくと思います。

 

 続くかな~  頑張りますねぇ~

★活動報告★第56回湘南PACE

第56回湘南PACEは、前回に引き続き「介入」をテーマとした講座。
今回は、前回のエッセンスを引き継ぎつつ、KAI(甲斐﨑博史さん)をお呼びして、プログラムのさらなる改良と、KAIの「介入」(あ、ダジャレだ)についての考え方・見方から学ぼう!というコンセプトでした。

  

 

KAIと打ち合わせしていたときに、
介入は、その前段階の見取り・看取りがめっちゃ大事だろう!!
という意見をもらい、今回は見取り・看取りに焦点化した講座にしました。 

 

小講義では、教師教育学分野でで有名なコルトハーヘンの8つの質問をもとにした見方を提案してしていただきました。すなわち、
 (参加者は)
 何をしていたか?(Doing)
 何を考えていたか?(Thinking)
 何を感じていたか?(Feeling)
 何を望んでいたか?(Wanting)
を観察しました。
その後、ACTとふりかえり終了後に、上の4つについて、観察者が参加者に「実際どうだったの?」とインタビューしにいきました。

すると、観察者と参加者でまぁずれることずれること(笑)

これが一致するようになると、FCTの見取る・看取る力が向上していくというわけです。

 
そして、やはりKAIの視点はすごかった。

 
また、今回は参加者に、FCTについて研究してきたナイジェルもいたため、理論的な内容を紹介していただきました。

  

トラフィックジャムと一番星のACTを最初から決めていたことで、参加者もFCTしやすかったようです。また、このプログラム二つは、参加者の内面と間にいろいろと起こるので(笑)とてもよい設定でした。
今回もみんなで作った湘南PACEになりました。
参加してくださった方々、ありがとうございました。

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アイスブレイクがパイプライン遊び。いきなりこれを、あえてやる!参加者は何を感じるのでしょうね。

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小講義のお時間。内容は参加者だけのヒミツ!

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トラフィックジャム

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トラフィックジャム

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参加者も、Doing,Thinking,Feeling,Wantingをふりかえっています。

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こっちは一番星

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ナイジェルも、研究を話してくれました。









ではでは、みなさんのふりかえりをいくつか紹介します!

 

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FCT:ファシリテーター
ACT:アクティビティ
①介入の前に観察・見取りがあるということで、「授業のリフレクション基本」←今日は観察のトレーニングをしよう!
そのおかげで、
参加者がこの会で何をしたらよいのか、どんな視点で臨めばよいか明確になりすっきり!※ものさしができたかんじ
リフレクション8つの窓をよく考えた
振り返りは重く考えすぎなくてよい。が気になった、興味沸いたこと
学習者の心を確認するだけでもみんなが新しい発見になる。

 
②久々に参加者となり学ぶ貴重な機会となり、とてもありがたかったです。
「介入」をテーマにKAIから「介入」の定義や種類、影響について学べたことは、今後のFCTとしての視点の中で大きな役割を果たせると思うし、実践していきたいと思います。
さらに、一つのアクティビティを通してFCTを観察したり、どのように「介入」するかを相談する体験は初めてで、とても楽しかったです。
多くの仲間ともコミュニケーションをとるこの形「自分たちで作っていく勉強会」の趣旨がとても好きです。
また学びに来ます。そしてできることはどんな協力でもさせてください。応援しています。

介入をすることで集団の雰囲気を変えるという言葉や振り返りを聞いていて、FCTのもつ役割ってあらためて大きいなと思いました。
それと同時に、自分に向き合うように声をかけつつ、成長を促すことも介入では必要だなと。
ネガティブをポジティブにふりかえることができ、次への希望が少しでも見える買った位にしていくことができたら、次につながるのかなと思います。
ネガティブをネガティブなまま出したら、もう一回やってみるとか、気分が向上して終わるようにしていくと、集団としてもいいのかなと思いました。
FCTって自分を出すのも出さないのも生活と呼ばれるものがないのが難しいなと思いました。

久しぶりの参加でしたが、終始楽しく学びのある時間でした。KAIから示してもらったFCTの視点と関りがとてもわかりやすく、その後のACTを観察、ふりかえるときに有効でした。
FCTが「介入しない」という選択をすることも支援・学びの促進だと、今日のナオキのファシリテートから学び直しました。今日は活動がモヤモヤしたから、ふりかえりでの学びが深まる体験だったと思います。これが小学生対象だったら?4月だったら?成功体験を傘さねてほしい時期だったら?きっともっと勇気づけたりスピード感を高めるような「介入」も考えられたかもしれない。そんな「かもしれない」という可能性の中、「最適な介入」を考えていくのがFCTとしての難しさであり、楽しさなんだなと思いました。

 

③良い会場だと思いました(駅から近い、広い、静か、きれい)
時間がたっぷりありました。
構成が良かったです(ミニ講義、アクティビティ、ふりかり)
観察がじっくりできてよかったです。
PAやFCTのよくわかるベテラン者が来てくれてよかったです(KAI,りょうちゃん、だいちゃんなど)
ファシリテーションの基本は観察とアクティビティの準備選択です。」観察眼について、ベテラン者の解説をもっと聞いてみたいと思いました。

介入より観察が大切。観察がなければ介入はできない。
介入をしない観察のみでアクティビティを見守るだけでもそこに学びがある。場の雰囲気、自分(FCT)のゴール像(ACTを体験してこうあってほしい)によって、どうしても「促し」たり「声をかける」たりしてしまう。それをすることで体験者の本当の学び、気づきをうばってしまうように感じた。
今回、介入の難しさをすごく感じた。言葉の選び方、声をかけるタイミング、場の見取りと実際の場のずれなど、やってみて感じたり考えたりすることができた。体験ってやっぱり大切だなぁと。
もし、この後このグループで次って考えると、もう一度同じメンバーでチャレンジの場を設定したい。きっとそこで今回の「しっとり一番星」の体験が生きるはず。→これこそ本当の学びかも?いつも自分はFCTとしてそそのかしたりその方向にもっていきがち。
そこでのリーダーシップや自己開示、自己主張を見て、価値づけしていきたい。

 
④「介入」という言葉の意味からあいまいだったのですが、小講義でていねいに教えていただきとても分かりやすかったです。
児童との関りの中で介入するタイミングや数、言葉などとても大切だなと改めて思いました。一学期をふりかえり反省すべきことが多かったなと感じました。また、活動を通してでは、子どもの気持ちを久しぶりに実感しました。(活動中も終始不安だったので、そういった気持ちの子もいるだろうなーと思いました。また、仲間の声掛けに励まされることもあり、うれしかったです。)また次回も参加させてください。

学校現場では学ぶことが困難な議題(本などで自主的にまなべますが…)を様々な視点をもった方たちと考えることができてよかったです。
今日のように自主的に会をもって学ばれている皆さんにお会いして話ができて、自分も頑張らなきゃなぁと刺激になりました。「ファシリテーション」は普段何気なくやっていることですが、きちんと意図があって、何をどうするべきかという方法があるということを初めて知りました。
年下で初対面ということもあり、なかなか自分の意見を言い出せなかったのは、今回の反省点です。また機会があればきちんと意見を言えるようにしてさらに学んでいきたいです。一日ありがとうございました。

ファシリテーターや介入という言葉自体をあまりよく知らない状態での参加でしたが、介入の段階や課題解決に向けての視点など様々なことを学ぶことができました。
今日一番強く感じたことのは、いつ、何を、どのように介入するかということです。集団や内容によっても異なると思いますが、適切な介入を行うために、子どもをしっかりみとることが大切なのだと改めて感じました。また、人それぞれの感じ方の違いがあることも感じました。ある程度その差をうめておくことで、より効果が高まるのかなぁと思いました。
ありがとうございました。

 

⑤自分は初めての場面では状況を整理、理解するのに時間がかかるので、「スピードを上げよう」という雰囲気が濃く出てくると「ついていけない!」となってしまう。…そんな私のような人への介入の仕方も考えていければと思いました。「課題が達成できなかった時、メンバーがいけないのではなく、方法がいけない」このことが参加者に納得してもらえるすすめ方を改めて整理してみようと思いました。
今回は参加できて貴重な一日となりました。

 

⑥介入とはあまりわからないまま参加しましたが、自分自身が様々な活動を通して「一つの言葉かけには人によっては大きな変化を生むことである」ということを痛感しました。また、言葉かけには、いくつもの種類に分かれているということもよくわかりました。
今回参加したことで、学級運営をする中で、人を見とるという視点の技法が身についてたのではないかと思います。また、ほかの人の授業をみる視点も学ぶことができました。今日学んだことを生かしていけたらな…と思います。
介入などの、ファシリテーターとしての役割を最大限にいかすには、場の雰囲気が重要なのだろうと、最後の活動を通して感じました。そして、その場の雰囲気を作るのもファシリテーターとしての役割なのかな…とも考えました。とても充実した一日でした。ありがとうございました!

 

⑦「介入」の仕方の種類を知れたことで、いつも自分がしている介入のくせはどこに出やすいのか少しわかった気がしました(あと、ACT中にする自分の思考の動きも少し見えました)。自分は介入しすぎてしまうところがあるので、ナオキのファシリテートの“見守る”“観察する”という姿勢から得られるものも振り返りや、意図開きの時間で深まりました。私にとって少し、安心して発言できる場所になってきている(湘南PACEが)ことも大きく意味があったように思います。これから…観察→振り返り をもっと深めたいです。

 

⑧2回目の参加でしたが、前回とはまた違った形でとても勉強になりました。
介入について、日々の授業でも悩んでしまっていて、介入しすぎてしまったり、命令に近くなってしまったりと、たくさん課題はあるのですが、KAIさんの小講義でのありましたが、グループの様子をしっかりと観察することが大切だと改めて学びました。
また、ACTをやっている参加者を観察する際の視点(Doing/Thinking/Feeling/Wanting)がとても分かりやすく、自分も参考にしたいと思いました。
多くの学びの視点をもらえたので2学期から自分のクラスで取り入れていきたいと思います。今日はありがとうございました!

 

⑨普段、教師という立場で言葉を投げかける側ですが、今回投げかけられる側(児童側)の気持ちを体感することができたのが大きな学びでした。
介入の一言、二言、ないしは介入しないことで活動の楽しみ方、チームの雰囲気、声をかけれる側の気持ちが大きく変わることに驚くとともに、今後の教師としての責任を改めて受け止めました。
また、そんな影響力のある介入の在り方、視点を具体的に学ぶことができたの大変ありがたかったです。PAのみならず、授業中の介入も、教師側の介入度と参加者の自由度のバランスを意識して取り組みたいと思います。

 

⑨何気ない一言で自分の意図している方向へもっていってしまうことがあり、勇気をもって観察することも自分には必要かと思った。介入しなくても事は進むし、学びも生まれるが、その学びを最大限引き出せるような介入を考えるきっかけになった。その視点を増やせた一日でした。

 

⑩本日一日、ありがとうございました。
KAIさんの小講義「介入とは」を聞いて、普段自分にないが足りないか考えていました。普段の自分はアレやコレと促すことが多く、子どもたちの見取り・看取りが全然できていないことに気づきました。そして、今日は全体を見取ってごそうと思い、参観者が何をして何を感じて何を考えて何を望んで活動しているのかを観察しました。すると、何をしているかはすぐに分かるのに何を望んでいるのかなど内面の部分を全然察することができていないことに気がつきました。
KAIさんが「今日はトレーニングをしましょう」とおしゃっていましたが、今日一日を通して、「子どもたちの内面を見取る」ところが自分に足りない点だと発見できたので、現場に戻ってからもその点を日々、トレーニングしていきたいと思います。

 
⑪介入という切り口でFCTをしようというよりも、そのACTにおけるプロセスなどが全くイメージできない中で、自分は途中から一人パニックになっている感じでした。参加者の観察をしているつもりで、ACTの枠にとらわれていて、3回、7分、5分のサイクルを柔軟に止められない自分。どんな介入があっただろうか?冷静にふりかえったり、他の方の声を聞いたりして、2回目を終えたとき、成功をともに喜び、一度サークルに腰を下ろして振り返り場を入れるとかできたよな~とか…。
今日の状況を体験してみて、活動中に起こることのイメージを上から眺めていたい。そういう立ち位置からファシリテートしたい自分っていうのを考えた。もっとフラットな立場で、純粋な興味に正直な自分で子どもと向き合っていけたら…ふりかえりで「ふりかえらせたい」と思う自分の姿とかも。
PACEを広島(尾道 福山 周辺)でやりたいという思いをもちつつ、今日は参加してみたが、こんな会を50回以上も続けられることの素晴らしさを実感した。打ち上げ花火にならない、継続的な学びの場をつくっていきたいので、今後もつながらせてもらいたい。
夏休み、数学の授業のデザインをもっともっと考えたい。

  

⑫介入を考える前に、自分たちでできる学び・活動であることが大前提。

今回のアクティビティで参加者の中で何が起きていたかは、今回のアクティビティ(または同じようなこと)を参加者として経験したことがあるかどうかがかなり重要だと思いました。参加者にたくさんなることで、いろんな感情や考えや望みが生まれ、それが参加者の中で渦巻いているのが分かる。そういう、誰かと何かをした経験が豊富であることが、ファシリテーターの見方の経験値として相当なプラスになっているように感じました。「見取る」という見方において、KAIはコルトハーヘンのモデルで話してくれけど、それ以上に、FCTの人生経験(人と何かをする、人と向き合う)の有無は大きいように感じました。


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次回は、「介入」連続講座第3回。
ゲストは、前回延期となってしまった、りょうちゃん(藤樫亮二さん)。
日程はちょっと飛びますが、10月20日(日)確定です。
予定をあけておいてくださいね。
募集告知は9月末に行いますので、お待ちくださいね~

 

(改)第56回湘南PACE ファシリテーション『介入』を考えよう 第2/3回」

 

前回は延期になってしまいました。

(ちなみに、りょうちゃんとは9月あたりで日程調整中です!)

気を取り直して第3回へ!!

 今回もビックゲスト!!

 

初回の告知内容はこちら↓

http://kawamocho1011.hatenablog.com/entry/2019/04/06/131828

そして、前回の活動報告はこちら↓

http://kawamocho1011.hatenablog.com/entry/2019/05/12/212724

 

 

第3回は、大好評だった第1回講座を経てさらにこんな風に変えてみます。

 

□プチゲストは、KAI(甲斐﨑博史さん)

□最初に、KAIが「介入」について考えていることの小講義

□副産物としてグループでファシリテーションを行うことの学びが大変多かったので、午前中のアクティビティ決めのプログラムデザインについて超小講義

□前回と違い、一日中「大会議室」で行います。

□グループ分けは、ファシリテーター経験者を多少均等になるようにする。

 

あとは、前回と同様に行っていきます。

(あ、あと、前回はトライアルだったので、今回から2000円です。それでも破格だとおもいますが…)

 

 

そうそう、大前提として、「与えてもらう」ではなく、「自分から学ぶ」場です。

僕ら企画者もよりよい方法を考え中。

参加者の皆様の「こうしたらいいんじゃない?」をぜひお願いしますね。

 

 

初回は直前にキャンセルがあったものの、定員MAXまで応募が来ました。

お申し込みはお早めに~

 

 

(実施一週間前で8名以下の場合は中止または延期とします。ご連絡差し上げます)

 

 

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第56回湘南PACE「ファシリテーション『介入』を考えよう 第2/3回」

 


〇日時:2019年7月21日(日)

 
9:30 受付

9:45 開始

 午前…概要説明、「介入」小講義、グループ作り、午後のファシリテーターとアクティビティ決定

 午後…アクティビティを体験したり介入について考えたりを交代で行う。

 

※アクティビティはイニシアティブ系を必ず含みます。


17:00 終了

 


<ふりかえり懇親会>

 

17:30頃から、茅ヶ崎駅界隈

  


〇場所:茅ヶ崎市民文化会館

 

大会議室

 

 


〇参加費

 

2000円

 


   

 


〇服装・持ち物

 


・動きやすい服装(普段着が動きやすければそれでOKです。紐靴推奨!)

 
・アクティビティを考えるときに使えそうな資料やら本やら…

※みんなでアクティビティを決めるので、ぜひ持ってきてください。 


・やりたいアクティビティがある人はグッズも

(ある程度のものは揃っています。ファシリテーター希望の方で心配な方は連絡ください。)


・ご自身の飲み物

 (おかしはこちらで用意します)

・筆記用具

 

・バインダー

 

※今回は部屋の移動がないので、前回よりは昼食時間にゆとりがあります。

文化会館のカフェでも食べられます。近くにイオンがあります。

もちろん、持参していただいて会場で食べていただいてOKです。

 

 


〇定員:30名

 


 人数が一定数いないと講座が成り立ちません。

 

一週間前の時点で参加者が8名以下の場合は催行延期または中止のご連絡をします。

 

 


〇申し込み

 

shonan.paceとgmail.comの間に@を入れてメールをください。

 件名は「第56回湘南PACE参加申し込み」でお願いします。

 本文には以下の項目を記入してください。

 


お名前:

 
所属:

 
携帯番号:

 
懇親会の出席:

 


返信をもって申し込み受理とします。

 


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第56回湘南PACE ファシリテーション『介入』を考えよう 第2/3回」

「告知をする」って言って、

告知をするのが1週間遅くなりました。

スミマセン。

 

 

前回の告知内容はこちら↓

http://kawamocho1011.hatenablog.com/entry/2019/04/06/131828

そして、前回の活動報告はこちら↓

http://kawamocho1011.hatenablog.com/entry/2019/05/12/212724

 

 

第2回は、大好評だった第1回講座を経てさらにこんな風に変えてみます。

 

□プチゲストは、りょうちゃん(藤樫亮二さん)

□最初に、りょうちゃんが「介入」について考えていることの小講義

□副産物としてグループでファシリテーションを行うことの学びが大変多かったので、午前中のアクティビティ決めのプログラムデザインについて超小講義

□前回と違い、一日中「大会議室」で行います。

□グループ分けは、ファシリテーター経験者を多少均等になるようにする。

 

あとは、前回と同様に行っていきます。

(あ、あと、前回はトライアルだったので、今回から2000円です。それでも破格だとおもいますが…)

 

 

そうそう、大前提として、「与えてもらう」ではなく、「自分から学ぶ」場です。

僕ら企画者もよりよい方法を考え中。

参加者の皆様の「こうしたらいいんじゃない?」をぜひお願いしますね。

 

 

前回は直前にキャンセルがあったものの、定員MAXまで応募が来ました。

お申し込みはお早めに~

 

 

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第56回湘南PACE「ファシリテーション『介入』を考えよう 第2/3回」

 


〇日時:2019年6月15日(土)

 
9:30 受付

9:45 開始

 午前…概要説明、「介入」小講義、グループ作り、午後のファシリテーターとアクティビティ決定

 午後…アクティビティを体験したり介入について考えたりを交代で行う。

 

※アクティビティはイニシアティブ系を必ず含みます。


17:00 終了

 


<ふりかえり懇親会>

 

17:30頃から、茅ヶ崎駅界隈

  


〇場所:茅ヶ崎市民文化会館

 

大会議室

 

 


〇参加費

 

2000円

 


   

 


〇服装・持ち物

 


・動きやすい服装(普段着が動きやすければそれでOKです。紐靴推奨!)

 
・アクティビティを考えるときに使えそうな資料やら本やら…

※みんなでアクティビティを決めるので、ぜひ持ってきてください。 


・やりたいアクティビティがある人はグッズも

(ある程度のものは揃っています。ファシリテーター希望の方で心配な方は連絡ください。)


・ご自身の飲み物

 (おかしはこちらで用意します)

・筆記用具

 

・バインダー

 

※今回は部屋の移動がないので、前回よりは昼食時間にゆとりがあります。

文化会館のカフェでも食べられます。近くにイオンがあります。

もちろん、持参していただいて会場で食べていただいてOKです。

 

 


〇定員:30名

 


 人数が一定数いないと講座が成り立ちません。

 

一週間前の時点で参加者が8名以下の場合は催行中止のご連絡をします。

 

 


〇申し込み

 

shonan.paceとgmail.comの間に@を入れてメールをください。

 件名は「第54回湘南PACE参加申し込み」でお願いします。

 本文には以下の項目を記入してください。

 


お名前:

 
所属:

 
携帯番号:

 
懇親会の出席:

 


返信をもって申し込み受理とします。

 


キャンセルは早めにお願いします。

 応募多数が予想されます。無断欠席は、湘南PACEへの今後の参加をお断りすることがあります。

 キャンセル待ちの場合は、その旨をお伝えします。

 


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★活動報告★第55(54じゃなかった)回湘南PACE

 ファシリテーション「介入」を考える湘南PACE

 といっても、介入という言葉にこだわりすぎず、

ファシリテーションスキルアップの場として、

学んでいきました。

 

アクティビティのやり方についての講習はあるものの、

その先を学ぶ場がなかなかなかったので、

じゃあ湘南PACEがやっちゃうぞって感じで、

この日が来たわけです。

にのさんから大変な大変なアドバイスをいただいての実現でした!

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午前中は、ファシリテーターとアクティビティを決めました。グループみんなでシークエンスを考えることってなかなかないようで、午前中だけでも相当な学びになったようです。ファシリテーターはグループで数名。みんなで相談できるから、チャレンジのハードルも下がります。

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こっちは反対のチーム

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午後は1回ずつ参加者と観察者を行いました。時間的に1回ずつだったのですが、実際はかなり頭を使ったため、「2回は無理かな~」という意見も多々。

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数人の人にはちょっとしたステレオタイプ(役割?)をもってもらいました。まぁ、実際はいろいろありました(笑)

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午後スタート!ファシリテーターデビューの人ばかりでうれしかったです。

 

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想定外の事態が起きたら、チームで集まって、「ふりかえりどうしよう!」「次のアクティビティどうする!?」なんて相談も。こういうファシリテーション、学び多いです。リアルタイムで相談できるなんて!

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約1時間のアクティビティとふりかえりの後は、観察者が中心、アクティビティ参加者は周りに立ってフィッシュボウル(金魚鉢)方式で「介入の可能性について」話していきました。

 

 

 

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にのさんのミニ講義もあって、深まりました。内容は来た人だけのヒミツっ!

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こんな感じで、介入について考えていきましたよー



 

 

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~~~~~~~~~

 

最後に1日で考え感じたことをふりかえっていただきました。

公開OKいただいたものをご紹介します。

 

①自分の課題として日々の学級経営も同じで、リードしようとする介入が多いです。「待つこと」が苦手だと思っています。先日も…その場で起きてること、見守ることができない、失敗が多いのかなと思います。手をかけすぎて、丁寧になればなるほど、グループ・学級の成長が子どもたちの手でやっていることにならにい、とわかりつつも、自分が出てしまうことが多いです。今日、介入についてみなさんと日ごろ感じていることを共有できたことは、とても貴重な時間でした。ふりかえりの時間が活動の良し悪しとは関係なく、大切なことが実感としてよくわかりました。今日の学びをもとに、もっともっと自分自身の日々のふりかえりを大切に、更に学んでいけるように頑張りたいです。今日は本当にありがとうございました。

 

②自分のレベルアップにつながりました。つい、ファシリテーターの説明(ブリーフィング)や声掛けばかりが気になりますが、メンバーの表情や小さな一言を聞き取って解析して、場に働きかけることの大切さを痛感しました。

…こぎつけて参加して、頭を動かしてみるのは客観視もできて、しかも瞬時に反応しないで考えられる、この企画は楽しくもありありがたかったです。

 

③「介入」ってやっぱりとても難しいです。

もやもやしてうまく書けないのですが、「イタ」さんや「サチ」さんのようにパッとアクティビティをやり始める勇気は自分にはない…。「ふりかえり」ってやっぱり必要なのかな?

 

PA…活動の内容はもちろんですが、介入一つで空気が変化することに面白さ、驚き、戸惑いを感じました。

正直、この介入の影響をここまで把握していなかったので、教師として今回実感することができてよかったです。子どもと接する中で、成功・失敗があるからこそともに成長していける面はあるかと思いますが、その前にこうして教師としてみなさんと学び、成功・失敗を経験したうえで、子どもによりよい経験をさせてあげたいと思いました。

 

⑤アクティビティの要件は、とにかく楽しいことが第一義だと考えていた。より速く、より上手に、よりクリエイティブに達成したときの成就感を味わわせてあげたいと思っていた。

しかし、アクティビティによって問題を噴出させたり、顕在化させたりすることも一つの役割だということを聞き、ファシリテーターの立場としては納得した。だが、やはりやっている側としてはモヤモヤが少しでも解決する道があるともっといいと感じた。よって、冒頭の考えはまだ変わらず。困難に挑戦する、みんなと気持ちを合わせることで達成感があったり、一体感を感じたりできる、そんなのが理想です。

 

⑥AMでゲームを組み立てるとき、どんなことを考えていけばいいのか(みんながそのクラス、参加者がどんなだから、どんな姿になってほしいのか)学べた。考えて、組み立ててもイレギュラーは起こるわけで、その時、目指す姿を求めて介入していく。

 

⑦アクティビティをやっているのを外から見ると、ファシリテーターとしてやっていると見えないような部分にも目を向けることができた。参加者のモチベーションや状況に合わせて介入の仕方、タイミングを選ばなければいけない、そこにファシリテーターとしての引き出しや判断するための情報収集をすること、整理し、分析することを常にやらなくてはいけないと思った。かなりエネルギーを使うので、疲れる。だけど、楽しくもあるのかなと思った。

直接関わることだけが介入ではない。関わらないことも介入なんじゃないかなと感じた。ほり下げるところ、体験を通して大きく成長できるところで、必要な介入ができるようになりたい。今自分が足りないと特に感じていること→タイミング、言葉、どのプロセスに対して行うのか。

 

⑧自分の介入は、チームの中心的な存在の子、よく意見を言う子、目立つ子に目が生きがちだったけど、実は、声を上げられない子の気持ちを考えた介入を考えていかなければいけないな、参加レベルの低い子の思い、考えが表れるような関りをいかしていかないといけないなと実感しました。

ふりかえりをやるのかやらないのか、どのタイミングでするのか。子どもたちと一緒にいろいろな体験をしながら、考えていきたいと思いました。

 

⑨前半・・・改めて、ふりかえりのときのファシリテーターの介入、問いかけが思考を深める、グループを深めるために必要だと感じた。2人でファシリ(仕切り)をするのは楽しいなぁと。

後半・・・参加者としてやって、久しぶりに(ほぼ初めてかも)前に進めない状態になった。ふりかえると、気持ちを整理したり、吐露したりする時間が必要だったのかなと。大人でも(自分でも)アクティビティでこういう風になれるんだという発見があった。

子どもにどうなってほしいかが弱いと、ブレるなぁと。もう一度、今の子どもたちにどうなってほしいのか、そのために自分がどういう在り方をするか、考えたい。

 

ファシリテーターして介入をしてみて、どこか、普段の自分を客観的に見ることができた。いつもの自分もだけども、子どもたちの意見をくみ取って目的や目指したい姿へともっていくのが苦手だと感じた。子どもたちの考えやふりかえりをより深めていってあげられるようにしたい。

 

⑪私はAグループでやったのだが、知恵の輪でやめればよかったものの、「自分の中でいろいろ挑戦してみたい」「話し合いの時にも出ていたアクティビティもやってみたい」と、PAアクティビティを試したいという、本時の目的とは違う欲があって動いてしまったので大反省中。

もっといろいろ口だしてくる子どもたちもいたり、通常とは違う場面でやるのも難しいと感じた。難しいと感じたけど、やはり実際やってみるとたくさん感じることがった。

なるべく介入しすぎないように~と意識しすぎて、ルールの説明などもおろそかになりかけていた。

普段はもっと「いいね」とか声掛けしたりしゃべりすぎたりしているのかなと感じた。

自分の課題 ふりかえりの時の投げかけの仕方?

 

⑫どちらかというと、いやだいぶ沈黙は苦手なので、すぐ介入しやすいほうだと思います。「活発的な話し合い」が理想とされやすいですが、「待つ力」というものをこれから身につけていきたいと思いました。

 

⑬初めての参加だったので少し緊張しましたが、楽しく一日を過ごすことができました。アクティビティをやっていく上で、介入について考えることがこれまでなかったので、ほかの人がやっていく中で自分だったら?と考えることで、視点が広がった気がします。

個人的に、子どもに成功体験を与えるために、うまくいくような介入をしてしまう傾向があるのですが、成功することだけがすべてじゃなく、もやもやした、暗く黙った雰囲気も生かしていきたいと思いました。そして、これからの課題としては、どうしても少数のマイナスな言葉に私自身引っ張られてしまいがちなので、一つ一つを拾いながらまとめていくためのスキルを学んでいきたいと思います。ありがとうございました。

 

⑭コントローラーは参加者本人にある!ということを改めて感じることができました。無理して(意図的に?こちらの思惑通りにするために?)介入する必要はないのが大前提。

★どのタイミングですべきか(今回は特にミスしたときって大チャンスだと!)

★どう一般化するか(今回そこまでできなかった~)

やっぱ成功させてあげたいですよね~

 

⑮参加者の♡のベクトルはどこに向いているか、よく観察することが大切。→そこからのふりかえりの問題提起を決める すぐ!! そうするとふりかえるタイミングが分かる。

課題・・・ふりかえりの際の一声目とふりかえって後の方向性

なんてふりかえっていったらよいか、引き出しをもつ。

そのアクティビティのプロになる訳じゃない。→✖課題解決へのアプローチ

こういうこと日常の中で起きたらどうする?→◎グループの成熟へのアプローチ

 

~~~~~~~~
みなさん、貴重なふりかえりをありがとうございました!

 


そう、これってPAを学んでいるのではなく、グループの成長を大きな目的として自分がどのように関わるのかを学んでいるのだと改めて感じました。例えば先生であれば生活も授業もまさに「介入」のオンパレードで、これが上手になれば、子どもたちも大きく変わると思います。

 

以上!

今回、とってもこれからの可能性を感じるナイスな湘南PACEだったように思います!

参加してくださったみなさま、本当にありがとうございます。

あの人数がいたからできました。

第2回、第3回ともっと深まっていきましょ!

 

 

次回は6月15日(土)

告知は来週末には出します。

申し込みはお早めに!

 

第54回湘南PACE ファシリテーション『介入』を考えよう 第1/3回」

お待たせしました!第54回湘南PACE応募開始です↓

 


 

 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 


以前、子どもたちが「フープくぐり」をしたときのことです。

 


「フラフープをいかに早く全員がくぐるか」というシンプルな課題です。手をつなぐ必要なんて全くなく、多様なアイデアが出てくるアクティビティです。

 


クラスでは強引なリーダーシップをもった子がいて、ほかの子がアイデアが聞いてもらえないことが多々ありました。せっかくアイデアがたくさん出るこの子どもたちの強みが生かされていないなぁと思うことがよくありました。静かな子が実は素晴らしいアイデアを持っている。このことを知ってもらいたい。僕はこのとき、「多様なアイデアを聞き合うこと」について考えてもらいたいと思い、様子を見ていました。

 


アクティビティが始まり、案の定、何人かの子どもの強引なリーダーシップでことが進んでいきました。

 


「ねぇ、僕の話聞いてよ!」

 


「おい、遊ぶなよ!」

 


「もうやだ、全然楽しくない…。」

 


様々な意見が飛び交い、涙を流す子が出てきました。これは一度場を作りなおす必要があると思い、「何があったのか話してみない?」と介入しました。「もっとちゃんと考えを聞いてほしい」「勝手に進めないでほしい」と言うことができ、なんだかちょっと場がいい感じに締まったところで、「じゃあもう一度やってみる?」と呼びかけました。

 


スタートしたものの、先ほどの強引に進めた子は、自分が否定されたことにいら立ち、アクティビティを放棄していました。僕が声をかけても、「俺なんかいないほうがいいでしょ。」と怒りと落胆の混ざった表情をしていました。

 


僕は、「しまった」と思いました。

 


その子は悪気があったのではなく、「課題をなんとか解決したい!でも制限時間もある!じゃあ早くクリアしないと!」と思っていたのではないか?と考えました。もとより、時間意識と課題解決へ向かう意識の高い子でした。そして、自分が否定されることに敏感な子でした。

 


僕の介入は、子どもたち全体を見たときに、「善」と「悪」を作ってしまうようなものだったと感じました。

 


 

 


 

 


本当は、どんな介入が望ましかったのでしょうか。 

 


 

 


いや、そもそも介入のタイミングはどのタイミングが適切だったのでしょうか。

 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 


 

 


第54回から、3回連続講座で行う湘南PACEは、ファシリテーターの「介入」をテーマにファシリテーションスキルアップを目指した体験&ワークショップを行います。

 


 

 


 個と集団の成長を担う仕事をしていると、その場の人たちの力を最大限引き出しつつ一石を投じることで集団の気づきと変化を促す…「待つ」が重要なファシリテーションにおいて、「じゃあ、いつどうやってその場に関わるの?」という「介入」のことを考えないわけにはいきません。プロジェクト・アドベンチャーだけでなく、グループのことやチームビルディング、教育に携わる人たちであれば、ファシリテーションの難しさに直面したと思います。僕らももちろん。

 


 

 


 介入を考えるときに、個やグループをどのようにアセスメントするのか。個やグループにどんな問いかけや提案をするのか。また、そして、ファシリテーターは何を大切にしていて、そのためにはどんな介入が望ましいのか。ここらへんを探究しつつスキルアップしていくことをしてきたいと思っていました。

 


 

 


 今回の講座では、アドベンチャー教育のアクティビティを行いながら介入について考えていきます。もちろん、アドベンチャー教育のアクティビティに縁がなくとも、グループを通した個やグループの成長をファシリテーションする立場にある人であれば、きっと学びになると思います。

 


 

 


★新春のゲーム合宿で尊敬する方々と相談し、最高のアドバイスとアイデアをいただき、湘南PACEのエッセンスを混ぜ込んでこの講座ができあがりました!にのさんをはじめとした皆様、ありがとうございます!

 


 

 


【介入を考える講座の具体的流れ】

 


 簡単に言うと、2グループに分かれて交代しながらアクティビティを見たり観察したりし、その後に個やグループに対するアセスメントや介入のやり方とあり方について話し合っていこうということです。「私はグループをこう見て、こういう介入を考えました…」。グループでファシリテートしてくださいね。上手い下手は関係なし!!

 


 

 


 グループダイナミクスを活性化させたり揺さぶりをかけたりするために、アクティビティの参加者にステレオタイプ(例えば、「課題達成に躍起になる人」「思い付きをぽんぽんと言う人」などになりきってもらう)をもっていただくことも考えています。

 


 

 


 また、僕らの尊敬するファシリテーターでヤガイカツダーなゲストをお呼びして、あくまで参加者と同列の立場として参加し、介入についての意見交流を行っていただこうと思っています。

 


 

 


第1回 5月11日(土) 二宮孝さん

 


第2回 6月(未定) 甲斐﨑博史さん

 


第3回 7月6日(土) 藤樫亮二さん

 


 

 


 参加者の皆様は、お客さんではありません。一緒にこの講座をよりよいものにするために、ああしたいこうしたいの意見をくださいね。そうやって、この講座が回を重ねるごとによくなっていくようにしたいと思います。

 


 

 


お友達誘って、奮ってご参加ください。

 


 

 


***********************

 


 

 


第54回湘南PACE「ファシリテーション『介入』を考えよう 第1/3回」

 


〇日時:2019年5月11日(土)

 


9:30 受付

 


10:00 開始

 


 午前…概要説明、グループ作り、午後のファシリテーターとアクティビティ決定

 


 午後…アクティビティを体験したり介入について考えたりを交代で行う。

 


アクティビティはイニシアティブ系を必ず含みます。

 


17:00 終了

 


 

 


<ふりかえり懇親会>

 


17:30頃から、茅ヶ崎駅界隈

 


 

 


〇場所:茅ヶ崎市民文化会館

 


 午前…第1会議室

 


 午後…大会議室

 


 

 


〇参加費

 


 1000円(激安!)

 


   

 


〇服装・持ち物

 


・動きやすい服装(普段着が動きやすければそれでOKです。紐靴推奨!)

 


・アクティビティを考えるときに使えそうな資料やら本やら…

 


・やりたいアクティビティがある人はグッズも(にのさんにグッズを借りますので、ある程度のものは揃っています。心配な方は連絡ください。)

 


・ご自身の飲み物

 


(おかしはこちらで用意します)

 


 

 


〇定員:30名

 


 人数が一定数いないと講座が成り立ちません。

 


一週間前の時点で参加者が8名以下の場合は催行中止のご連絡をします。

 


 

 


〇申し込み

 


shonan.paceとgmail.comの間に@を入れてメールをください。

 


件名は「第54回湘南PACE参加申し込み」でお願いします。

 


本文には以下の項目を記入してください。

 


お名前:

 


所属:

 


携帯番号:

 


懇親会:

 


返信をもって申し込み受理とします。

 


キャンセルは早めにお願いします。

 


応募多数が予想されます。無断欠席は、湘南PACEへの今後の参加をお断りすることがあります。

 


キャンセル待ちの場合は、その旨をお伝えします。

 


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