組織開発・研修・ワークライフバランスの校内研究 第2回全体会『働き方改革&学校組織マネジメント研修』
「研修を研究で」
第2回全体研究会(月イチ研)が行われました。
今回はABD(Active Book Dialog)で行いました。
正直この方法、初めて体験したときは物足りない感じがあって、あまり好きではありませんでした。本を読んだ気にならない。本の大事なところや心に残るところは人それぞれなため、そぎ落とされている感じがして、イマイチって印象でした。
ただ、
・同じ本を読める
・読書が苦手だったり、読書の時間がない人でもできる
・集まった人でその場で終えて、対話までできる
というメリットがあったので、実行しました。
このリンクがわかりやすい↓
すでに昨年度、自主勉強会を校内で開いたときに参加しその楽しさも、流れもわかっている人がいました。なので、とても気を楽にして臨めました。
選んだ本はこれ↓
タイトルがパンチありすぎるので、そこは笑いに変えて紹介しました(笑)
なぜこの本にしたのか
上の一つ目のリンク先の目次を見るとわかりますが、
今年度の研究(研修)の目的とめちゃめちゃイメージが合致しているから。
僕たちが幸せに過ごせる学校を目指すために必要なことも、
今公立学校が抱えている耳の痛かったり、
痛いのに気づいていないふりをしていたりする内容に
しっかり踏み込んで書いているところがイイ!
管理職も交えてABDをやれるのがとても最高です。
そして、今回は特にですが、事務さんや校務作業員さんも
「可能な範囲でぜひ・・・」とお誘いしています。
それほど意味のある本ですし、
そもそも研究のコンセプトも全職員に説明しています。
みんな、おなじ職場で働くチーム(←この言葉をつかうのは慎重にしたいところです…)ですから!
みなさんの学校でも超おすすめです。
特に、管理職もいっしょにやれると最高です。
学校の問題点も、改善の方向性も見えてきて、がっちりしやすいです。
2時間半あれば初めてでもできます。
どこの学校もぜひやってほしいです。
ありがたいことに、
今回は我が校の若手二人が手を挙げて
ファシリテーターとして2時間半やってくれたこと。
アイスブレイクまで考えて
上手に雰囲気も作り、
最後まで終えたことです。
明らかに、そこいらへん7割ぐらいの指導主事よりも上手です。
そうそう、ファシリテーターは、
研究推進委員会の輪番制ではなく、
毎回挙手性です。
理由その1 イメージがないと難しいから。
理由その2 本人が納得いく形がWin-winだし、ファシリテートの質も高くなるから。
もちろん、僕ががっちりフォローしますと伝えているので、チャレンジしてみる人も大歓迎。「次回はどうします?」と聞き、その時に考えてやめたなら、それはOKにしています。
それでも手を挙げてくれているから、本当にありがたいです。他の方も、きっと手を挙げてくれるときがきます。しっかりと待ちます。
それもこれも、雰囲気がよいからできることです。研究会へのイメージがマイナスなら、いつまでも「やろう!」ってなりませんからね~
さぁ、素敵なアイスブレイクと説明が終わった後は、本を思い切ってぶった切り!!担当を分けました。
読み込んで、要約する(リーディング&サマライズ)
そしてリレープレゼン!
↓Aグループ
↓Bグループ
このあと、
関心チェック(2分)
↓
問いづくり(5分)
↓
ダイアログ(30分)
で終了。
最後に、「自分のためにふりかえりをしてください」というふりかえりを出口チケットとして書いて終了。
ふりかえりは職員室内で、現在回覧しています。
もちろん、教員だけじゃなく、教職員で回覧。先生だけじゃない!
誰かの学び、誰かの関心はみんなで共有しましょ。
いやぁ、みんなおもろい!!
終わった後は、本の内容について職員室でちらほら話が出ています。
明らかにアンテナが高くなっています。
しかし、研究会についてのフィードバックでは、
「研修した内容が忘れられてしまう恐れが。もったいない。ここをなんとかできないか」
というご意見があり、
去年やった『宣言タイム(次までに私はこれをやります)』をやりたいという声が。
次回、反映させましょう!