もっさんのブログ

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横浜シュタイナー教員養成1年目【オイリュトミー】

(2年間のシュタイナー教員養成の前半が終わったので、ここで自分のために少しずつふりかえってみる)

その1【オイリュトミー】

オイリュトミーは 体を使って宇宙、人、文化、言葉など、様々なものとつながりながら、そのエネルギーを感じて体を動かすもの。表現活動でもあり、調整?活動でもあり、受容的活動でもある。いろんな意味が含まれている、とても不思議な活動。 
●インプロ(コンタクトインプロビゼーション)やっていてよかった。これが自分のオイリュトミーの質を高めるのを助けてくれた。 
●みんなで円になり、互いを意識しながら、一緒に同じ空間を作る。といっても、個人も大事にしているので、窮屈に自分を周りに合わせているわけではない。 
ゆっくりとした動きにこそ、体をよく意識する。上げた手を下す所作も、ストンと落とすのではなく、大きなシルクの布が風を感じながら静かに落ちていくように、葉が重力と空気感じながらゆっくりと落ちているように、そういう所作に地球そのものを感じ体現していく感覚がある。なんだか、自分の感覚が磨かれていくのがわかる。 
●オイリュトミー療法のほんの一部を体験した。高く上げた「i」の手を上下に揺らす。左右両手対照的に揺らす。体も揺れるが、次第に自分の軸を感じ、手を揺らしても体がぶれない軸・芯を感じるようになる。すると、体が中心を得て、整うのが感じられる。姿勢も、心も、すっと整う感じ。光が上から下まで突き抜けていくようだ。僕はこれを、毎日やろうと思った。
●朝の鐘と夕の鐘 長調短調 体から光が出るイメージと体の中に入っていくイメージ
心地よさの感覚も人によって違った。
1年間の受講を通して、受講生一人ひとりの足の運び、ものの動かし方など、すべての所作が丁寧で、無意識的に調和的になっているのを感じた。これは、オイリュトミーの時間に関係なく、であったた(つまり汎化が起こった)。一緒に空間を作り出している感覚が当たり前になり、それが一つ一つの体の動かし方に変化を与えていた。話している数よりも、一緒に作り出してきた共同体感覚のほうが優勢。とても不思議な感覚。

シュタイナー教育『自明の権威たる教育者』

(今回は難解です。初心者要注意笑 お付き合いいただける方だけよろしくです。長いクセに伝わりにくい。本当に伝えるのが難しい。)

シュタイナー教員養成講座

『自明の権威』たる教育者の存在

9歳の危機
と言われる9歳

◇ちょっと身近な例を交えながら解釈してみる。

今まで、ワタシとお母さん(主に)はほぼ同じ存在で、お母さんが笑えば私もわらう。お母さんと気持ちの共有は当たり前。友だちについては、ワタシが楽しいと思うものはみんなも楽しいと思っていた。ワタシと親(母親)、ワタシと友だちは自分と同じ感覚を持つ生き物と認識していて、世界の法則はワタシの認識できるものでできている、とさえも考えていた。

けど、9歳のこの頃、例えば、自分の生まれる前にも、死んだ後にもこの世界はあることを気づく。世界は自分に無関心に動いている。他者にとって自分は他者で、ついには孤独感を感じてしまう。自我が芽生え、自分自身についてよく考える、ということが始まる。

この不安定な時期に入る子どもたちの教育のキーポイントは?
それはシュタイナーいわく、『自明の権威』たる対象の存在だそう。
この用語、とても、誤解を生む。きっといい日本語がなかったのだろう。

自明の権威とは、自ずと仰ぎ見るような存在。『ああ、この人素敵。すごい。この人についていきたい。』と思えるような、内から出てくる権威的(尊いと感じる)存在をもつことで、子どもに安定をもたらす。この存在として一番に想定されるのは、『学校の先生』である。だから、先生は自明の権威たる存在であることが望ましい。
 なんで?
 後述。
 

小学生は、論理や因果関係でものごとを捉えていないから、説明はうまくはいらない。(入ったようには見える)「教えよう」とするのではなく、もっとわかりやすく、感覚に沁み入り、背中を見せて正しい方向に導くのが適切。これが、『自明の権威』が子どもの学びと成長に最も適する理由かな。

12歳までの子どもたちは、物事を因果関係で捉えることが出来ない。子どもたちは、愛情のあるもの、具体的でイメージで分かるもので理解する。だから、まださまざまな事柄のつながり、背景にあるものを想像して物事を捉える事が難しい。わかってるような発言をする子はいるけど、表面的理解なことなことが大半。
→この辺、先生をやってる人は分かると思う。素敵な話し合いをしていても、「あれっ?」と突然違う方向に行ったり流れと違う結論になったりすることは多々ある。

子どもがそういう特徴があるから、教育もそのような特徴をもとに行う。教えることは、イメージの伴うもの。例えば植物を切り離して捉えるのではなく、有機的生命体として土やら周囲の環境と共に捉える。論理的な説明はほとんどいらないし、論理的な先生よりも、愛情にれあふれ、心を動かし、具体的でイメージできるもので学びをうみだせる先生が望まれる。

この時期の子どもたちに、物事を判断させないようにと、シュタイナーはいう。意見文のようなものも、良くないという。それは、因果関係をまだ理解する段階にないからだと思う。
例えば、以前クラスでウクライナ情勢について、安易にロシア批判をしているのを聞いた。子どもたちは、いろんな人たちがいろんな考えで動いてこういう結果になった、と言うことまで思考がいかない。まだまだ、様々なものを結びつけて広くみて、判断することができない。先も述べたが、討論のような事をしても、教師の介入なしに適切な答えを出すことは、『運』のようなもの。変な方向に行ったり、変な結論になることは多々ある。だから、例えば『好きな色を選ぶ』
などの判断はいいけれど、大きなものごとの判断は、子どもにさせるべきではない。

シュタイナーによれば、この時期の子どもに物事を判断させること(特に批判的判断)は、後に子どもに多大なる負の影響があり、自由を獲得することも出来なくなるという。

確かに5年生後半あたりから、子どもたちはよく何かを悪くいう。言うことについては、そうだねーと流せるが、行動にまで移すとなると放っておけないことは多々ある(まさに中学生)。

子育てにおいて、5・6年生以降は、親の言うことはあまり入らなくなることは、これ以降の年の子どもと接した人は分かると思う。
5・6年生から中学生の時代において、子どもたちには指導より、いかに素敵な大人や素敵な先輩、友達に出会えるかが重要。そういう素敵な人たちを行動指針にする子どもの姿を、よく見る。ここも、『自明の権威』と完全に一致する。

ただし、ここの、どこを委ねてどこを、委ねないのか、と言ったバランスは見極めないといけない。判断させないと言っても、全てそんなことしたら、それこそ誤った権威になる。それはもはや権力者の悪政になり、子どもは大人を『自明の権威』として仰ぎ見ることがなくなる。大人は『口うるさい大人』に失墜する。

シュタイナー教育『子ども>カリキュラム の学び』

シュタイナー教育は一言で言うと
 子ども>カリキュラム
の要素が、とても強いと感じる。
 

 

(他の学校や教育はどうなのでしょう。専門化ではないのですべては知りませんが、シュタイナーはかなり強いと思います)

 

 

おそらく、世の中の学校はほとんどが
カリキュラム(何を学ばせるか)ベースでできている。
■どんな力を身に付けさせたいか
■どんな人間が社会で求められているか
これらをベースにしているから、
子どもたちそのものより、カリキュラムが前に出てくる。
そして、かなりの確率で、
子どもが置き去りにされ
カリキュラムが第一に大事にされて
子どもにストレスがかかり、
やっても身にならない学び(そりゃ言い過ぎか?)が連続してどんどん降ってきて
息苦しい教育や学校になることが多々ある。

 

 

一方で、シュタイナー教育
最初のウォルドルフ(シュタイナー)学校ができてから、
100年経ったいまでもずっと
社会の要請ではなく、
人間を人間として、自由に生きていくための教育を行っている。
分かりやすく言えば、「幸せに生きるため」
時代が変化しても、
変わらず大事な
人として根底に必要なもの
そんなものを大切にする教育。
だから、100年前の思想でも
ずっと変わらず受け継がれているんだとわかった。
(僕は「100年変わらないってどうなの?」と疑念をもって学び始めたが、今はすごく納得いっている)

 

 

 

シュタイナーは
人間という存在を
人智学(アントロポゾフィー)の視点から
ひたすら深く捉えている。
その捉え方が難解&現代の合理主義社会と合わず、
とっつきにくく、広まりにくくなっているといえる。
(こうやって書いても伝わらない大きな理由でもある)

 

 

 

でも、シュタイナーの教育学を学ぶと、
本当に「子どもとはどういう生き物か?」が全てのベースになっている。揺るがない根幹、とてつもなくどでかい幹になっている
カリキュラムは確かにあるけど、
カリキュラムはこの「子どもとは?」の答えが完全に一致して作られていて、
教育の捉え方・考え方が、
子ども>カリキュラム
に見える。
そして、子どもや人間の捉え方の奥深さがすさまじい。

 

 

 

 

社会の要請ではなく、
人間というのはどういう存在で
年齢を基準とした人間の発達的変化に伴い、
そのときに合った学び方で
そのときに必要な力を最大限伸ばし
そのときに人間的発達で考えてクリアしたい課題をクリアできるようにすることで
ゆくゆくは自由を獲得し
幸せに生きていくことを考えている。

シュタイナー教育『数の学びのはじめかた』

シュタイナー教員研修講座

 

今日は、「数の学び」を体験しました。

 

正直、今まで何を教えていたんだろう、という感じがします。

 

僕はよく言われる

「なぜ算数を学ぶの?」

という問いに対する答え

「算数は生活に使うから学ぶんだよ」については、

半分納得いっているけど、半分それだけでは無いと感じていた。

算数や数学は美しい世界があって、神秘的な不思議な世界があって、それを純粋に楽しむこと自体も学ぶ意味だなって思っていた。

けど、それをうまく体験させるカリキュラムにまで落とし込めてはいなかった。

 

今日のシュタイナー教員養成講座「数の学び」はその一つの答えになった。

 

*************

シュタイナーの数の学び

 

まず数に出会うところから。

数って、本来自然界や宇宙と結びついている。

だけど、公立小学校はどうしても「〇〇がいくつあって」「3はこうやって書いて」と機械的に学んでしまう。教科書がそのような導きになっている。

 

でもシュタイナーの数の学びは、自然界と数とのつながりから、数に出会い、数を学んでいく。

 

数に出会う1年生を想像して・・・

「この世界に1つのものってあるかな?」

  月、太陽、私、へそ、etc.

「この世界に2つのものってあるかな?」

  目、耳、ひざ、昼と夜、

「じゃあ3つのものは?」

食事(一日3食)、クローバーの葉、おだんご

4は?

5は?

実は、植物のがくの数、果物の種の配置など、自然界に数の法則はたくさんある。

それを見せてもいい。初めて知ると、とても感動して、心に強く残る。

 

こうやって数に出会ったら、そりゃ「3つのものあった!」って

授業終わった後も

家に帰った後も

子どもたちはワクワクして見つけるでしょうね。

しかも、1日に1つを学ぶからこそ、1つを大事に、しっかり味わえる。

 

世界にあるものの中で

数とのつながりを見つけるから、

世界と数を結び付ける。

数は機械的に理解したり覚えたりするものではなく、

世界や宇宙を知る美しいもの。

 

こんな風に数に出会う子どもたち

きっと数の学びは素敵なものになるんだろうなぁ。

 

 

学ぶということは、

大人が使っていることを使い、できるようになり、社会生活を営めるようになること。

学ぶということは、

世界と出会い、世界を知り、世界とのつながりを感じ、世界と生きていくこと。

学ぶということは、

自分自身が自由に、幸せに生きていくということ。

 

こういうことを問い続ける

本質的な学びが

シュタイナー教育には常に存在している。

 

 

 

************

だから、

教科書を使って、

「(絵を見て)パンダが3匹いるね」

 

って、

3を学ぶのは

あまりにもったいなさすぎる。

ついに 令和4年度の学校教育目標が決まりました!!

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ついに!

全クラス子どもたちから承認を得て!

 

ついに令和4年度の学校教育目標の二本柱が決まりました!

 

長かった…

 

コロナで思うようにできなかったけど。

公立小学校で、

そんな特別な規模でも構成員でもなくて、

ワークライフバランスも整えながらできる、

学校教育目標作りとしては、

 

僕はかなり満足しています!

 

 

子どもも職員も納得して、

来年度がワクワクしてくる状態で、

決定することができました。

↑これ超重要!!

来年の、目標の活かし方がみなさん見えているということです。

さらに、自然とアイデアが出てくる状態。

 

 

ここから形を整えていきます。

来年度のビジョンミーティングも計画していきます。

校長はこれをもとに、グランドデザイン作りを始めてくれています。

 

 

やっぱり「目指す子どもの姿」は決めなくてよかった!&新年度、職員の異動があっても

 

公立の学校は職員の異動がたくさんあります。

これがメリットでもあり、デメリットでもある。

特に学校教育目標は、作ってもその作り手がいなくなるので、

だんだん思いが受け継がれなくなっていく…

 

もちろんそのための対策も考案中ですが、

まずは今いる職員も、

異動で新しく職員も、

本校の一般的とは少し違う形の学校教育目標のフレームの意図を

共有するために、

「●●小学校教育目標のガイドライン」なるものを

作成中です。

 

ここには、

「作った目標が形骸化しないため」

「作った目標がどうやって子どもや教職員などの中で生きて、生かされていくのか」

の提案もされています。

 

 

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さて、実はこれを作成している時に偶然、

とある先生に話しかけられました。

「川本さん、実は、僕、「目指す子どもの姿は本当になくてもいいのかな」と思っていたんです。けど、今日子どもたちの姿を見ていて、今回作った「目指す学校の姿」のほうがいいって思ったんです。」

と。

 

子どもの姿より、学校の姿をイメージしたほうが、子どもたちはしっくりきたよう。

子どもたちは、先生たちと一緒に作ろう!と思えたそうです

もし「子どもの姿」だと、なんだか自分たちの姿だから固くプレッシャーのかかるものしてのしかかり、ワクワクしなかったんじゃないかと。

「ぼくああなりたい!」って思わないだろうなと。

 

同僚に言われて僕も納得しました。

例えば僕らが
「目指す先生の姿!」と掲げられても、
僕はあまり納得しないし
そんな限定的なものじゃないし
かといって抽象的過ぎてもよくわかんないし。
どれに決まっても
たぶん納得しないかなぁ。


だって、寄せ集めとか、
みんなの合意とかじゃなくて、
自分がなりたいものがなりたいものだから。

 

そう考えると、

「目指す子どもの姿」って
子どもにとって全然輝くものに見えないし、
いやらしくなりそう。

 

 

「学校の姿」だったら、
なんだかみんなで向かっていく感じがするし、
自分の姿というプレッシャーじゃなく、
自分達が幸せに過ごせるための場を作るイメージなので
嫌な感じしないですよね。

納得。

教職員で教育目標を熱く語り合う時間と、その変容

子どもたちの意見をもとに

教職員が教育目標を固めていきます。

 

その時間のすばらしさ。

 

これまで研究を中心に

教職員の関係性の重要さを理解してきました。

 

校内研究で呼んだ講師陣はどの方も、

教職員の関係性の質について触れていて、

本校の教職員も、様々なアクティビティと講師の言葉から、

その重要さを身をもって理解するようになりました。

 

そこで、このタイミングで

教職員で、ビジョンたる学校教育目標を話すことができ、

本当にいい時間となりました。

 

全体は1時間

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次は

有志メンバーで1時間半

 

夢中になって話しました。

 

それぞれの言葉に込められた思い。

その解釈。

そして、「違うと思う」としっかりと意見を言える職員間の関係性。

違う意見を言える安心感。

言っても絶対受け止めてくれるし、理解しようとしてくれる関係性。

そして、まじめに夢について語り合えることの楽しさ。

 

有志の話し合いは、最初は固定メンバーの5人ほどだったのが、

気づけば10人前後も!みんな自然と集まってきたのです。通り過がりに立ち止まって、いつの間にか話し合いに入ってくれているとか、めっちゃうれしい!

 

いい職場だなぁ。

 

 

そして、大人の中ではかなり納得のいく二本柱が決まってきました。

 

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来週は、これを子どもたちに還していきます。

認証?意見?

なんでも大歓迎! 

 

 

 

 

 

 

 

※作っていく中で、

「この雰囲気、熱量を、来年度異動があってもそのメンバーで維持していくにはどうすればいいのだろう」

「目標、子どもたちに理解してもらうのに、毎年どうやったらいいのだろう」

という話になりました。

 

その通り!!

作ったら終わりじゃない!

持続し、生き続けられるようにするためのフレームが必要です。

 

□目標は文字だけでなく、絵や風景でパッとイメージできるようにならないかなぁ。

→イラスト描いちゃう!?絵本にしちゃう!?それ、子どもたちが作ってくれたりしないかな?

□クラスでも、毎年、この目標をどう捉えるか、子どもたちが話せるといいよね、

→そういうミーティングをどのクラスも持てるといいね!

 

などなど。

先生たちからこういうワクワクする意見が出る状態が生まれてきて、僕は本当に嬉しい!やってきてよかったなって思います!

 

来年は施行の年。

今よりもっとワクワクします。

 

時間が作れない!そんななかで・・・

子どもたちの思いがあふれすぎて、

子どもたち一人一人の意見が大事にされ、

納得いくまで話す時間と

そのような場をなかなか作れません(コロナもあり)。

このエネルギーを受け止めるには、10時間ぐらい必要な感じがします。

 

強制的に話し合いに参加させるのもちがう。

だからといって、希望者だけで話すとなると、

どうしても休み時間しかとれない。

この辺の時間的限界をなかなか突破できず、

子どもたちに申し訳ないと謝りつつ、

次のミーティングは、

グループごとに話し合い、

グループで代表者を決め、

その子がさらに次回の代表者会議で伝達し、固めていくということにしました。

 

 

 

 

しかし!!!!

 

 

 

ここにきて、1月のコロナ感染者爆発。

もろに影響を受け、

またもや異年齢での集まりができず。

年度末も近づき、

そろそろ形にしないと来年度から施行できません。

 

なので、

代表者から、各担任が聞き取りをして、

これまた子どもたちに許可を取り、

教職員の有志で、

教育目標をある程度固めていくことにしました。

 

子どもから認証・意見をもらう

↓    ↑

意見をもとに教職員で固める

 

この繰り返しを想定して進めることにしました。

 

 

 

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たてわりで行う『学校を作ろう!ミーティング』

ついに、学校教育目標を子どもたちが話し合って決めていく最初の日を迎えました。

 


学校教育目標が変わると何がいいの?

今あるの?

 


なんて、子どもだけでなく、働いている先生たちだって思ってる人が多いでしょう。ですので、この話し合いのタイトルは、次のようにしました。

 


『学校を作ろう!ミーティング』

 


これなら、イメージがつきやすいかな。

 


話し合いには一人残らず全校が関わってほしいという願いのもとに、コロナで避けていたのを一変、急増たてわり班を作成しました。

 

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話し合いの中心になる5・6年生には、たてわりでいきなり話し合うのではなく、アイスブレイクゲームで互いに関わり合い話しやすい空気を作ってほしい。なおかつ、話し合い方も迷いなく進めてほしい。ということで、5・6年生にはゲームand話し方を伝授する体験型の講習会を開きました。

 

 

 

さて当日はというと、5・6年生の活躍っぷりにあちらこちらからとてもいい報告をいただきました。不思議なもので、1・2年生たちも、「どんな学校がいい?」という話はとても楽しかったようです。一つは、各クラスで担任を中心に、このミーティングの意味を上手に伝えてくれたことが挙げられます。それ以外に要因があるとしたら…自分達の居場所をどんな場所にするかの話しってワクワクするのかもしれませんね。

 

 

 

すごく素敵な時間が終わり、次の計画の話を子どもたちにしました。

その名も、「最終ミーティング」

給食後、掃除の時間と昼休みを使って、参加希望者の5、6年生と、教職員がガチで学校教育目標を話し合うミーティングです。たてわりで話し合って決めたベスト3を集約して、全体で話しながら決めていきます。

 


事前に人数が知りたくて、参加希望者を募ったところ…なんと70名越え!!!全体の半分近くが参加を希望しました…

すごいことでしょう?

素直に奮えました。

 


この人数では、さすがに意見を絞りきれないと思い、急遽大人のミーティングで相談をして、ワークショップ形式にしました。

 

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そうして、以前よりもさらに集約され、27個までにしました。

 


次回のミーティングは、今度こそみんなで話そうと思います。27個と言っても、単純に多数決、なんてわけにはいきません。みんなの思いや、3つに絞るものの内容的なバランスなど、考慮する点は沢山あります。さて、どうなるでしょうか。

だって、次回の希望者も、50人ぐらい…笑

教職員は偉いのではなく、同じ一人の人間として参加します。子どもたちにもそのことは伝えてあって、「意見は肯定してもし否定してもバッチリOK!むしろ先生たちに決めさせない!ぐらいの気持ちでよろしく」と伝えてます。

 

 

 

ワクワクします!

 

組織開発・研修・ワークライフバランスの校内研究 第7回全体会『ビジョンシートのふりかえり&3月を見据えて…』

11月5日(金)に行われた校内研究の内容は次の3つでした。

①春に作ったキャリアビジョンシート(学級経営案にとってかわったもの)のアップデート

ポートフォリオのアップデート

③お悩み相談&おしゃべり会(オープンスペーステクノロジカルペチャクチャタイム)

 

①春に作ったキャリアビジョンシート(学級経営案にとってかわったもの)アップデート

まずはキャリアビジョンシートです。

研究推進委員の2人が先にそれぞれの感覚で考える赤や青のペンを使い修正や評価をしてみました。それを踏まえそれぞれのやり方を皆さんに紹介し自分がやりやすい方法でアップデートするよう伝えました。

終わった後は何だかみなさん、喋りたそうだったので、立ち歩いてしゃべる時間にしました。

『キャリアビジョンシート』とは、これ↓

kawamocho1011.hatenablog.com

やはり人が大事にしてる事を知るって凄く面白い。 会話のきっかけにもなります。互いの理解にもつながります。

 

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そうそう、そういえばこれ、提出前に色分けしたんです。

まず、ゴールになるところは、

①子どもたちの姿(学習)→緑

②子どもたちの姿(生活・心)→黄色

③教職員の姿→青

などのように、それぞれ3色に分けました。

それぞれに関するToDoリストを、それぞれを同じ色で塗分けたのです。

見やすく、やりやすい形で。

 

ポートフォリオのアップデート

続いて、ポートフォリオのアップデートです。

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自分にとってプラスになるものは残し、もう読み返すことのないと思うものは潔く捨てます。「研究だより」ということで、これまで50枚程度の文章を配ってきました。(研究主任以外にも、配ってくれている方がいます)。これらを中心に選別していきます。

これをやりながら自然とキャリアビジョンシートも修正してる人もいました。ステキ。

③お悩み相談&おしゃべり会(オープンスペーステクノロジカルペチャクチャタイム)

最後はお悩み&情報交換です。

実は先日、モヤモヤすることがありました。

 私たちの学年にあることを言ってきた方がいるんですが、それは別の方の言っていたことを代弁しに来たのでした。他の人経由で言われたのでなんだかモヤモヤすることがありました。誰かを経由したコミュニケーションって、解決したとしてもその場限りであり、本当に相手と上手にやりとりできるなるわけではありません。でも、こういうのって教員文化に根強く残っていませんか?(保護者子ども同士のトラブルに対して「なんで俺たちが介入しなきゃいけないんだよ。直接やってほしいよな」と言っているのを聞きますが、先生たちがそうなってないですから~)

 で、なんでこんなことが起きたかと言うと、いろんな理由や問題点が絡んでくると思いますが、そもそもコミニケーション量が足りないなと感じていました。コミュニケーション足りてなかったら、腹割って話せる関係にならないから。 相手に「これ伝えても大丈夫だな」って思い合えていないから。

 さて、コミュニケーションの場と言っても、あまり教育がらみの堅苦しい話ではなく、飲み会のような雰囲気を出したい。腹を割って話すって、そういうことだと思うのです。

 そこでやったのが、僕の結婚式でにのさんがやってくれたOST (オープンスペーステクノロジー)の変化系の

「オープンスペーステクノロジカルぺちゃくちゃ タイム」

のさらなる変化系 です。

ホワイトボードに話したいテーマを書いてよし!

話したいテーマの人のところに行けばよし!

飽きたらべつのところにいってスっと行ってよし!

途中ですが新しいテーマを作ってよし!

テーマの作り主がそのテーマに飽きたら、別な人にそのテーマのホワイトボード持たせて自分はいなくなってよし! 笑

ゆるやかな繋がりの中で自由におしゃべり。

 

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↑これ怪しいですね!!でも最高。なんか健康だか体づくりだかそんなテーマで話していたような気がします(笑)




これが本当に素晴らしく、立ち飲み会のような買う気が出来ました!

この最高の背後に、今回ファシリテーターをやった若手の家風が光りました。自分例として出したテーマが、「彼氏が欲しい」で、それでまず場を一気に和ませました。これが僕にはできないなぁ、すごい。

僕も話したかったあの人と自然と話せました。

ということで素敵な研究会2時間で終わりです。

素敵な素敵なビジョンシート、明らかに学級経営案より生きてます。

これをさらに生きたものにするためにどうやって保存するか、掲示するか?現在検討中です。