もっさんのブログ

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みんなでつくる『学校教育目標』 教職員×保護者×地域のおしゃべり会を開催しました!

実は、事前に教職員は練習会を開催していました。

ポジティブな意味では、話し合いのやり方のイメージがわく人が多いと、当日スムーズすすむから。ネガティブな意味では、先生という職種である以上、VISIONがあまり語れないと保護者や地域の方の前で恥ずかしいことになってしまうかもしれないから。みなさんのためにも、一度開催しておこうことになり、やっていました。

 

 

本番は、夏休み中の平日を設定しました。

場所は、クーラーが使えて広めの空間がある、公民館の集会室というところです。

 

 

実施1か月前には、校長名で各家庭に開催の文書を配付。

もっと前には、PTA本部会で僕がプレゼンし開催を予告。

夏休み前には、教育相談で職員が保護者にそれとなく宣伝。

で、当日は結局、保護者は本部の方のみ。

いいんです。だって、タイトルだけ聞いたら、正直楽しいイメージないですよね。

前例もない。

だけど、今回楽しんでもらえれば、きっと今後じわじわ増えるはず。

地域の方には、校長がそれぞれ個別に連絡をしてくださったおかげで、8名ぐらい集まりました。

うちの職員がつくってくれたチラシ↓

 

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若手が積極的で、本当に素敵なわが職場。感謝です。

 

 

ということで、始まりました『学校教育目標おしゃべり会』本番!

 

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インストラクションKP

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入り口の感染症対策

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そして何故か『飴を一つ取りなさい。絶対に。』という圧(笑)

 

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本日の流れ↓f:id:kawamocho1011:20210727102930j:plain

 

セッションは、ワールドカフェのような、えんたくんのような感じで、ホストが残り話題を共有し、移動した人は元の場所の話題を伝え…とい感じでやりました。「数人と話したのに、あたかもみんなと話したような気になる」を大事に。

 先ほどのKP法にありましたが、プライバシーの配慮や感染症対策への配慮もしました。SNSアップが嫌な方が、みなさんに分からないように聞きました(湘南PACEに来た事ある方は、目をつむって下を向くアレです)。ただし、こちらが提供する、ではなく、みなさんであれこれ言っていいという「みんなでこの場をつくる」方式です。学校教育目標だって、学校外の人をお客さん化しないので、当然です

 

飴でグループづくり。自然と飴を選んだ理由の話に。同じ飴を選んだ仲間として、帰属意識のようなものも、芽生えます(笑)

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テーマは「子どもたちに、どんな人になってほしいか」です。幅広く話します。理由は、以前のブログでも書きました。

話しては移動してメンバーを変え、

前のグループでの話を紹介し、

新しいグループで練り直し、

またグループを変え、

を繰り返しました。

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さて、トークテーマについて、少し解説をしておきました。

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抽象的なキーワードで話すと、イメージが人それぞれ違うっていて伝わらずに終わってしまったり、当たり前のなんでもない学校教育目標になる可能性大です。そこで、エピソードで話したり、イメージの要素の分解をしながら聞きあうことを促しました

 

 

第4セッションまで話し合い、発散する過程が終了しました。

次は、収束(焦点化)していく過程です。下の図は、第4セッションと、収束のやり方です。板書がヘタ。

収束するときにやりがちなのが、

「これとこれとこれを混ぜたら、これになりますね」という感じ。

たぶんこれをやると、先ほど書いたような、抽象的で特徴のない学校教育目標ができます。(例:しあわせな人になってほしい、など)

ですので、多くの意味を含むことを求めず、「これぞ!」という特徴的なものを赤でハイライト(マーキング)してもらい、その上でトップ3に星マークを付けてもらいました。

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相当面白く具体的な意見がたくさんでました。みなさんも、かなりハッとしていたようです。眠い会ではなく(笑)

 

さて、休憩時間を取り、その間にキーワードを前の黒板にリストアップ。

そして、全体でどんな意味が込めれているのか10分で確認をしました。

これ↓

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素敵でしょう!!

数字は、「特にこれ、というものに手を挙げてください」といって聞いた時の挙手数。

ちなみに、何度も手を挙げていいです。「一人何回まで」とよく学校でありますが、これ実は民主主義をゆがめてしまうことがあります。あまりに余談なので、詳細はこちらで↓

 

 


最後にいただいた感想です。

 ●テーブルを変えて何度もやると、新しくなっていって面白いですね。正直、ずっと同じことを話していくことになるのかと思っていました。

●私たち(保護者)が、自分の子どもへの関わりを考えさせられました。いやぁ、できてないって思いました(笑)

●地域の方が、「こういう話ってすごく大事ですね。今日は楽しかったです。」と言っていたよ。

●こういうのすごく大事ですね。私も○○さんとこの話ができて本当によかった!

 

こういう会って、どうしても形式が先行して楽しくないイメージありますよね。きっとそれが原因で、保護者サイドの参加者が少なかったのだと思います。だって「学校教育目標についておしゃべりしましょ!」ですよ?楽しいイメージってそうそうないですよね・・・教職員ですらですから、予想を覆すことができて大成功!

よかったよかった。

 

さて、帰ってきて、午後は学校教育目標づくりのプロジェクト推進メンバーで1時間整理。

整理。

整理・・・。

のはずが、混沌。

そりゃそうです!ここからここから!

 

 

※学校教育目標をイメージ・イラスト化する話を、以前ブログで紹介しました。後で知りましたが、そういう職業の方?もいるようですね!イラストレーターの方も一部の人に紹介していただいたり、提案していただきました。とっても面白そうです。ですが、本校は「自分たちでつくる」このプロセスがとても大事だと思っているので(そこにずっといるのは、教職員や保護者や地域の方ですから)、PTAや地域の中からイラスト化できる人を探していこうという話になりました。外部の人に情報をもらうのはいいけど、やってもらうと、維持したり、改変していくフットワークが重くなります。来年度以降の修正が大変になります。ですから、身近な人間であることが大事だと、我々は考えました(実は、外部の人を呼ぶ予算がないからって理由は、ヒミツです~あはは~)。でも、ヒントやアイデアはぜひください!!ガンガンください!